文化CULTURE
映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』を観た。
珍しいことだが、全く今作の監督の事を知らずに映画を観た。
見進めると、監督は女性だろうな、とは感じる。
しかし、セリフは現代の日常会話なので少しとっつきにくいが、私にとって、とっつきにくい人達だとキャラをカテゴライズさせてくれる。
その日常会話のテンションと車中での2人喋りほどの距離感での声量で、あっという間に劇中のキャラや設定を説明してくれるので、楽だ。
これを前半でサラリとやる。
「ほう、上手いな」と思った。
物語が動き出すのは、主人公砂田夕佳を演じる夏帆と、親友??清浦あさ美を演じるシム・ウンギョンが砂田の実家茨城まで一緒に帰省する所から。
夏帆とシム・ウンギョンですよ・・・・今この2人をキャスティング出来るなんて、これはこの監督さんとプロデューサーは只者では無いのだな、、と思い出す。
突然ですが、実家とは居心地が良い場所ですか??
私のように実家を出て30年にもなると、1泊するのも躊躇してしまう、、
過去の自分との対面や、未来の自分たる親の老い、、
なかなか辛いものです。
逃げ切れない、、重しのような物すら感じます。
砂田の母親は南果歩、父親はでんでん。酪農家。
南果歩もでんでんも前述した実家の居心地の悪さを見事に表現。
それをシム・ウンギョン演じる清浦が中和してくれる。
物語は砂田の祖母を見舞う為の帰省がメインなのだが、素晴らしい祖母が登場します。
参った!です。
そして音楽が兎に角いちいち上手で、、この監督さんの音へのこだわりは少しラジオ的で好き。
サルスベリの花がやけに印象に残った後に主題歌はオルタナ!松崎ナオが音楽と主題歌は鹿の一族。
観終わってプレスを読む。監督脚本・箱田優子。初監督作。
ふうむ。
河瀨直美・西川美和にいつか並ぶのかもしれない。
人生は今、夜明け前か、夕暮れか?
『ブルーアワーにぶっ飛ばす』
観られて良かった。
......渡辺大知くん、にはバンド時代会ってインタビューさせて貰ってるのだが、、
本当に忙しく俳優活動をされてますね。相変わらず良い声だ.....
『ブルーアワーにぶっ飛ばす』
10月11日(金)ユナイテッド・シネマ福岡ももち他全国ロードショー
監督・脚本:箱田優子
出演:夏帆/シム・ウンギョン/渡辺大知/黒田大輔/嶋田久作/ユースケ・サンタマリア/でんでん/南果歩
配給:ビターズ・エンド
公式サイト:blue-hour.jp
1971年福岡市生まれ。大学時代からラジオ制作に携わる。
2015年 cross fm特別番組『HAPPY HOUSE 〜 The Family's Starting Point〜』で民間放送連盟賞 第11回日本放送文化大賞グランプリ受賞
2018年 CROSS FM特別番組『Let the Good Times Roll!!』が平成30年日本民間放送連盟賞 ラジオエンターテインメント番組部門で、最優秀賞を獲得。
現在はCROSS FM URBAN DUSK、CROSS FM MUSIC AMP、NHK TV 六本松サテライトを担当。
BIGMOUTH WEB MAGAZINE編集長
SpotifyのPLAYLIST→ http://urx3.nu/Rl6I
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