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文化CULTURE

漂流 diary Vol.34

漂流 diary Vol.34

1月9日福岡市 十日恵比須神社




20200106 曇り雨。

本日より世間は仕事始め。
各方面から連絡がある。
暫く仕事していないと勘が鈍るが、
本日2軒の出来は良かった。
その分、仕事以外で写真を撮る余裕が無かったのだけれど。
休み明けはそんなものだろう。
ゆっくりと回転を上げていく。


20200107 曇り時々晴。大風。

夕方からの撮影。生暖かい空気。
昼からスタジオで車内清掃等。
少し日が長くなってる。
大風の日は夕焼の色に期待するけど、
普通だった。台風じゃないから?
まだ風が強い。森が揺れている。


20200108 雨のち晴れ。大風。

朝から撮影。暴風で通勤が大変な町。
昼から日が射すと汗ばむ陽気。
去年は単に暖冬だったけど、今年の気温はおかしい。
午後の待ち時間で散歩。姪浜。
海側の街を歩いてみた。
風を避けるような塀の隙間。
古い路地の奥に小さな薬師堂があった。
前にはギラついた不動明王。
御堂の中は寄り合い所になってる。
裏手にミカン畑。
昔からの生活が残っている。


20200109 快晴。夕方曇り。

嵐が去って爽快な空。
朝から日暮れまで働いた。
午後に半時の昼寝付き。理想だ。
夜は妻と十日恵比須へ。
福引景品は妻が米俵で、私が米焼酎。
これもまた理想。
良い一年へ。


20200110 快晴。夕方鱗雲。

夜明け前に出発。
朝から列車に乗って風景の撮影。
写真で動くものを表現するのは分が悪い。
どこで決断するかが常に問われる。
あっという間に駅に着いた。
久しぶりに見た阿蘇の噴煙。


20200111 晴れ。

今日の日差しも強かった。
午後から大手門で撮影。
古い町には斜光が似合う。

20200112 曇から晴。

撮影無し。
朝から食料買い出し。午後は野多目インター付近を歩く。
老司の堰とか神崎街道とか興味を持って見れば面白い。
昔、この道を歩いて山を越え、佐賀まで行っていたとは。


平川 雄一朗
平川 雄一朗

平川 雄一朗 YUICHIRO HIRAKAWA

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1970年福岡生まれ。フリーランスフォトグラファー
出版社の契約カメラマンを経て、2003年独立。
様々な媒体から頼まれるままに日々撮影。
クロススタジオ所属。
フェアグランドシャッターズメンバー。
https://www.hirakaway.com