文化CULTURE
いよいよ2月14日公開!映画『1917 命をかけた伝令』
本年度ゴールデングローブ賞で作品賞と監督賞を受賞。
更に本年度アカデミー賞では10部門ノミネートの話題作『1917 命をかけた伝令』がいよいよ公開となる。
監督はデビュー作『アメリカン・ビューティー』(99)でアカデミー賞監督賞・作品賞を受賞したサム・メンデス。
『ロード・トゥ・パーディション』(02)では子連れ狼を描き、007ではスカイフォールとスペクターで007シリーズの格上げを果たした。
そのサム・メンデスが祖父から聞いた第一次世界大戦での体験を基に作られたのが『1917 命をかけた伝令』である。
昨今の戦争がリアルさを欠き、どこか遠くで、知らない人達が殺されていても、全く想像しにくい。
それは死が想像しにくくなっていることにも等しい。
恋愛と死は普遍的なテーマであるが、国内のドラマや映画でも描くために医療ドラマばかりだ。
病気でしか死をイメージ出来ないから。
リアルな死を描くためには過去の戦争を引用するしか無いのかもしれない、、
人と人が殺し合うという戦争の本質を描かなければ、戦争の悲惨さは伝わりにくいということだろう。
第一次世界大戦中のイギリス軍の兵士の1917年のある1日が舞台。
ドイツ軍が西部戦線に築いた要塞群を突然撤退し姿を消したのだが、実は街を破壊し、退散した場所に地雷を仕掛けスナイパーを配備。
いわゆるブービートラップだ。
本作では若き2人のイギリス兵士が進軍する友軍1600人の命を救うために伝令を届ける使命を授かったことを描いている。
通信手段は遮断、限られた時間の中で多くのトラップを抜け伝令を伝えられるのか??
気力と思考力と体力を最大限に使い、己の力だけで命がけで届ける伝令。
走れメロス、駅伝好きな日本人には堪らないのでは??
そしてこの映画を語るときに言われるのが全編ワンカット!
あくまでも演出であるが、とにかく見事で、リアルさを追求するには素晴らしい効果である。
VRなどではなく、自分が透明になって其処に居たと思えるので、手にじっとりと汗をかいていた、、
さて、アカデミー賞はどう評価するか??月曜日が待ち遠しい。
1917 命をかけた伝令
2月14日(金)全国ロードショー
© 2019 Universal Pictures and Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
配給東宝東和
1971年福岡市生まれ。大学時代からラジオ制作に携わる。
2015年 cross fm特別番組『HAPPY HOUSE 〜 The Family's Starting Point〜』で民間放送連盟賞 第11回日本放送文化大賞グランプリ受賞
2018年 CROSS FM特別番組『Let the Good Times Roll!!』が平成30年日本民間放送連盟賞 ラジオエンターテインメント番組部門で、最優秀賞を獲得。
現在はCROSS FM URBAN DUSK、CROSS FM MUSIC AMP、NHK TV 六本松サテライトを担当。
BIGMOUTH WEB MAGAZINE編集長
SpotifyのPLAYLIST→ http://urx3.nu/Rl6I
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