文化CULTURE
スウェーデンから新作映画『ブリット=マリーの幸せのひとりだち』7/17公開!栗田善太郎レビュー
スウェーデンといえば?
車のボルボ
スウェーディッシュポップはカーディガンズやタンバリンスタジオとトーレ・ヨハンソンの存在
(そういえば、メイヤがラジオ番組に来てくれた)
ボルグ、ビランデル、エドベリといったテニスプレイヤーだろう。
私こうみえて硬式テニス部でした。
なので映画『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』は痺れました。
『ボルグ/マッケンロー』で気難しいボルグの妻を演じていたツヴァ・ノヴォトニーという女優、
彼女が今作『ブリット=マリーの幸せのひとりだち』の監督。
主人公のブリット=マリーは結婚して40年の63歳の専業主婦。
幼少期のトラウマから毎日を厳しく律した生活を繰り返し、完璧な主婦として生きている。
家は毎日ピカピカ。
重曹は万能な強い味方だ。
夕食も毎日手料理。
妻ではなく、主婦として。
文句も言わないけど仏頂面なブリット=マリーは、夫からすれば家政婦なのかもしれないとさえ思える。
このブリット=マリーが第二の人生を歩み出す。
ブリット=マリーを演じる女優さんになんだか見覚えが、、
いやいや、スウェーデンの女優さんなんて殆ど知らない訳だし、
鑑賞後パンフを読めば、、
アナキン・スカイウォーカーのお母さんじゃん!!!!!
ダース・ベイダーの生みの親じゃん!!!!
スター・ウォーズのエピソード1と2でシミ・スカイウォーカーとして出演。
国際的映画スターで国民的女優でした。
女性監督がスウェーデンという北欧らしさをカラフルに、
国民的女優が表情少なく心の機微を見事に表現した今作は良作。
重曹を使ったのかのように女性が美しくなっていく姿を見せ付けられた。
どの国にでもあるであろう地方都市の問題に一役買うスポーツクラブ。
子供達の笑顔の為に奔走するブリット=マリーと大人達。
次第に他者との関わりで心を取り戻す彼女の姿。
変わりたいと望み、踏み出す勇気は観た人すべての背中を押すだろう。
スウェーデンに住むブリット=マリーは63歳の専業主婦。結婚して40年、家事を完璧にこなすだけの毎日でいつしか笑顔を忘れていた。ある日、夫に愛人がいることがわかり、一大決心をして家を飛び出すことに。やっとのことで見つけた仕事は小さな町の荒れ果てたユースセンターの管理人。おまけにやんちゃ盛りの子供たちの弱小サッカーチームのコーチまで任されることに。初めて尽くしの彼女だが、個性豊かな住民たちに助けられ、不器用ながらも少しづつ笑顔を取り戻していく。しかし突然夫が迎えに来たことで、新たに人生の選択を迫られる・・・。
『ブリット=マリーの幸せのひとりだち』
監督 :ツヴァ・ノヴォトニー(『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』『ヒトラーに屈しなかった国王』出演)
出演 :ペルニラ・アウグスト(『愛の風景』『スター・ウォーズ』シリーズ)、ペーター・ハーバー(『真夜中のゆりかご』ほか)
原題 :Britt-Marie var har ©AB Svensk Filmindustri,All rights reserved 2019/スウェーデン/カラー
配給 :松竹 後援 :スウェーデン大使館
7月17日(金) T・ジョイ博多にて公開
1971年福岡市生まれ。大学時代からラジオ制作に携わる。
2015年 cross fm特別番組『HAPPY HOUSE 〜 The Family's Starting Point〜』で民間放送連盟賞 第11回日本放送文化大賞グランプリ受賞
2018年 CROSS FM特別番組『Let the Good Times Roll!!』が平成30年日本民間放送連盟賞 ラジオエンターテインメント番組部門で、最優秀賞を獲得。
現在はCROSS FM URBAN DUSK、CROSS FM MUSIC AMP、NHK TV 六本松サテライトを担当。
BIGMOUTH WEB MAGAZINE編集長
SpotifyのPLAYLIST→ http://urx3.nu/Rl6I
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