文化CULTURE
キング・オブ・ムービー『WAR ウォー!!』日本公開・九州では7/24KBCシネマにて公開!栗田善太郎レビュー
映画にリアリティーを追求してしまう癖がある。
それが映画を楽しめない足枷になることがある。
不可解なシーン(布石)
重要人物の死(ブラフ?)
俺は気づいてたもんね!的に観てる。
逆に布石やブラフになっていないと、
じゃあ、あのシーンは何だったのか?とか
このシーンは無駄だなぁ、とか作り手サイドで観てる事も。
そういう長年積み重ねた深読み癖や、審美眼をぶっ壊してくれる作品が
インド映画には多い。
『WAR ウォー!!』もそうだ。
何故今作がキングオブムービーなのか?
昨年世界で一番映画が量産されたのはインドらしい。
ハリウッドや中国を凌ぎ、大国インドでインド映画No.1の興行収入を記録。
まさに、キングオブムービーに相応しい。
そして、内容は超アクション映画。
歴代のアクション大作のオマージュ満載!
007、ミッション・インポッシブル、フェイス/オフ、ワイルド・スピード、バッドボーイズetc…
スパイ物、バディ要素、美女・・・
そしてインド映画といえばダンス歌唱シーン
ストーリーには関係なく所謂サービスw
凄いクオリティで全世界再生回数2億回超え。
主役アクションスターの2人は最近ではありえないデカイ、マッチョ。
ヴィン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソン?
いやスタローンとシュワちゃん?
だけ出てるイメージw
でもね、、2時間半なのがインド映画・・
ハリウッドの80~90分とは真逆。
全てが過剰で長尺なのはインド映画のサービス精神。
映画とは最高のエンターテインメントであることを証明してるとも言える。
これを楽しめるかどうか?
真の映画好きかどうか?が問われる!!
なんてまた深読み癖が、、
色々考えないで、ただただ見れば良いのだ。
映画ほど非日常を味わえるものは無いのだから!
WAR ウォー!!
【スタッフ】監督:シッダールト・アーナンド/製作:アーディティヤ・チョープラー/ベンジャミン・ジャスパー/原案:アーディティヤ・チョープラー、シッダールト・アーナンド/脚本:シュリーダル・ラーガヴァン、シッダールト・アーナンド/台詞:アッバース・タイヤワラー/音楽:ヴィシャール・シェーカル/作詞:クマール/プロダクション・デザイン:ラジャット・ポッダール
【キャスト】リティク・ローシャン/タイガー・シュロフ/ヴァーニー・カプール/アーシュトーシュ・ラーナー/アヌプリヤーニー・ゴーエンカー
WAR © Yash Raj Films Pvt. Ltd.
2019年/インド映画/ヒンディー語/カラー/スコープサイズ/151分
原題:WAR/日本語字幕:藤井美佳/映倫:G/war-movie.jp
配給:カルチュア・パブリッシャーズ/配給協力:インターフィルム/宣伝:アティカス
1971年福岡市生まれ。大学時代からラジオ制作に携わる。
2015年 cross fm特別番組『HAPPY HOUSE 〜 The Family's Starting Point〜』で民間放送連盟賞 第11回日本放送文化大賞グランプリ受賞
2018年 CROSS FM特別番組『Let the Good Times Roll!!』が平成30年日本民間放送連盟賞 ラジオエンターテインメント番組部門で、最優秀賞を獲得。
現在はCROSS FM URBAN DUSK、CROSS FM MUSIC AMP、NHK TV 六本松サテライトを担当。
BIGMOUTH WEB MAGAZINE編集長
SpotifyのPLAYLIST→ http://urx3.nu/Rl6I
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