文化CULTURE
栗田善太郎|2020年回顧映画編
昨年も全く同じことを12月28日にアップしていた。
1年前の記事の締め括りは、配信VS劇場公開 来年はいよいよ逆転するのか?
でした。
御存知の通り、日本以外は新作公開もままならず、洋画はほぼ壊滅的でしたので、配信で見られた方も多かったでしょう。
結果、アカデミー賞もノミネートが来年3月、発表が4月となってますが、、配信から選ばざるを得ないだろう。
更に、キャリアや実績豊富な監督が豊富な資金のNetflixやAmazonと手を組んで2019年制作していた作品が配信。
劇場用大作は公開先延ばしもあるが、ディズニーのようにスケジュールがタイトなところは配信移行した。
エンタメ業界のみならず、コロナ禍が未来を引き寄せたとも言えるだろう。
では今年もお気に入りの作品をピックアップしていこう。
久しぶりの劇場で見た映画はこの『鬼滅の刃』無限列車編だった方も多いのでは?
この作品をジブリ映画や過去の名作と比べること事態がナンセンスだし、
今年だったから私も観たとも言える。
そしてよく出来ていたと、ちゃんと言っておこうと思う。
1968年8⽉、ベトナム戦争に関する反戦の動きが⾼まるなか、⽶イリノイ州シカゴでの⺠主党全国⼤会にて反戦デモが⾏われた。抗議は平和的に⾏われるはずだったが、デモは思わぬ盛り上がりを見せ、やがて参加者は警察や軍とから衝突する。暴動を扇動した容疑で、参加者のうち7名が逮捕・起訴された。本作は、その7⼈(シカゴ・セブン)の裁判を描く実話映画。
監督・脚本:アーロン・ソーキン
出演:サシャ・バロン・コーエン、 エディ・レッドメイン、 ヤーヤ・アブドゥル ジョセフ・ゴードン 他
鬼才デビッド・フィンチャーがメガホンをとり、オスカー俳優ゲイリー・オールドマンが、不朽の名作「市民ケーン」の脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツを演じたNetflixオリジナル映画。1930年代のハリウッド。脚本家マンクはアルコール依存症に苦しみながら、新たな脚本「市民ケーン」の仕上げに追われていた。同作へのオマージュも散りばめつつ、機知と風刺に富んだマンクの視点から、名作誕生の壮絶な舞台裏と、ハリウッド黄金期の光と影を描き出す。
監督:デビッド・フィンチャー
キャスト:ゲイリー・オールドマン,アマンダ・セイフライド,リリー・コリンズ
ローラ(ラシダ・ジョーンズ)は順風満帆な人生を送っていると思っていた。しかし、夫のディーン(マーロン・ウェイアンズ)が新しく来た同僚と残業を繰り返すようになり、良からぬことが起こっているのでと疑いを抱く。
そこで、ローラはそういう男女の問題に精通しているプレイボーイの男性に相談を持ち掛ける。それは、自分の父親のフェリクッス(ビル・マーレイ)だった。フェリックスはローラにこの事態を調査すべきだとアドバイスし、父娘2人で夜のニューヨークへと繰り出す。
アップタウンのパーティーやダウンタウンのホットスポットを駆け巡る内に、フェリックスとローラは自分たち父娘の関係についてある発見をすることになる――。
監督:ソフィア・コッポラ
出演:ビル・マーレイ、ラシダ・ジョーンズ
1920年代のシカゴを舞台に、「ブルースの母」と称される実在の歌手マ・レイニーと彼女を取り巻く人々を描いたNetflixオリジナル映画。「フェンス」の原作者としても知られる劇作家オーガスト・ウィルソンの戯曲を、「サヨナラの代わりに」のジョージ・C・ウルフ監督のメガホンで映画化した。1927年。シカゴの録音スタジオで、人気歌手マ・レイニーのレコーディングが始まろうとしていた。4人組バックバンドのひとりであるトランペット奏者レヴィーは野心に燃え、他のメンバーたちと揉め事を起こす。やがて遅れて到着したマ・レイニーは白人のプロデューサーらと主導権を巡って激しく対立し、スタジオは緊迫した空気に包まれる。マ・レイニー役に「フェンス」のオスカー女優ビオラ・デイビス。「ブラックパンサー」のチャドウィック・ボーズマンがレヴィーを演じ、彼の遺作となった。Netflixで2020年12月18日から配信。
監督:ジョージ・C・ウルフ
出演:ビオラ・デイビス、チャドウィック・ボーズマン
『glee/グリー』、『アメリカン・ホラー・ストーリー』のライアン・マーフィーはNetflixと5年300億ドルの契約をしたとのこと。
2月公開のNetflixドラマ『The Politician』も2シーズン一気観したよ、、
そして今作は自身も同性愛者であるライアン・マーフィーの真骨頂。
閉塞感ある今年に観るべきミュージカル映画だ。
ニコール・キッドマンが少しもったいない感は否めませんが、、
メリル・ストリープとニコール・キッドマンが共演し、テレビシリーズ「glee グリー」のライアン・マーフィが監督を務めたNetflixオリジナルのミュージカル映画。ニューヨークの元人気舞台俳優ディーディーとバリーは、新作ミュージカルが失敗し役者生命の危機に立たされる。一方、インディアナ州の田舎町では、恋人同士の女子高生エマとアリッサが、女性カップルでプロムに参加することを禁止され悲嘆に暮れていた。ひょんなことからその事実を知ったディーディーとバリーは、この機会を利用して自分たちのイメージを挽回しようと思いつき、同じくキャリアアップを狙うアンジーらとともに計画を練るが……。共演は「ワン チャンス」のジェームズ・コーデン、「ザ・プレデター」のキーガン=マイケル・キー、「ジャンゴ 繋がれざる者」のケリー・ワシントン。Netflixで2020年12月11日から配信。一部の映画館で12月4日から劇場公開。
監督:ライアン・マーフィー
出演:メリル・ストリープ、ジェームズ・コーデン、ニコール・キッドマン
音楽物は尽きない、、『ネクストドリーム/ふたりで叶える夢』はレビューをアップ済み。
ダイアナ・ロスの娘、トレイシー・エリス・ロスが唄う、ハリウッドの音楽業界を描いた映画『ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢』
『ワイルド・ローズ』だって忘れちゃならない!こちらもレビューアップ済み。
映画『ワイルド・ローズ』が描く繋がる音楽〜グラスゴーとプライマル・スクリームとカントリーミュージック
他にもドキュメンタリーで『モータウン創立60周年記念作品 『メイキング・オブ・モータウン』』
『『真夏の夜のジャズ 4K』栗田善太郎レビュー』も秀逸でした。
他にも『映画『1917 命をかけた伝令』』や『テリー・ギリアム監督作品『ドン・キホーテ』』もレビューあります。
そして邦画的に忘れてはいけないのが『スパイの妻』
これもレビューはここにあります。
祝!第77回ベネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)獲得!『スパイの妻』栗田善太郎レビュー
ここに上げきれないロン・ハワードのNetflix新作映画『ヒルビリー・エレジー』などもあり、、
いつでも観られる配信故に見逃したままの作品も多々あるのが実情。
2019年に撮影していたものが公開となった感があった作品群。
来年は洋画がどうなってしまうのか、、非常に心配であります。
1971年福岡市生まれ。大学時代からラジオ制作に携わる。
2015年 cross fm特別番組『HAPPY HOUSE 〜 The Family's Starting Point〜』で民間放送連盟賞 第11回日本放送文化大賞グランプリ受賞
2018年 CROSS FM特別番組『Let the Good Times Roll!!』が平成30年日本民間放送連盟賞 ラジオエンターテインメント番組部門で、最優秀賞を獲得。
現在はCROSS FM URBAN DUSK、CROSS FM MUSIC AMP、NHK TV 六本松サテライトを担当。
BIGMOUTH WEB MAGAZINE編集長
SpotifyのPLAYLIST→ http://urx3.nu/Rl6I
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