文化CULTURE
10月11日公開 映画『イエスタデイ』
『昨日まで、世界中の誰もが知っていたビートルズ。今日、僕以外の誰も知らないー。』
というキャッチコピーが見事で、これだけでも充分魅力的なのはビートルズだからだろう。
しかも監督がダニー・ボイルであれば尚の事。
言わずもがな、『トレインスポッティング』の1・2で我々の20年分の青春を描いてくれた。
音楽とは??
なんてことは人それぞれ。
でも音楽がカルチャーの中で高みを目指し、世界中のリスナーがカルチャーとして捉えていた頃とはもしかすると今は違うのかもしれない。
でも捉えられ方は違っても音楽は無くならないし、現在も大きなビジネスであることにも変わりは無いだろう。
しかし、1枚のアルバムを友達と貸し借りしたり、お気にりのMIXテープをシェアする体験はもう無い。
想像よりも体験が勝り、アルバムは聴いてないけど、ライブには行きたい!という人は増えたようだ。
音源よりも、ライブ会場で買うアーティストグッズである。
なにがわるい??
ただ、想像する時間が短くなってるのは、愛が薄まってるように感じてならない。
つまりは、ダニー・ボイルなら間違いないということだ。
ジョン・カーニーが撮ったらとも思ったが、、彼にはU2物を撮ってもらおう。
現代を代表するアーティストとしてエド・シーランがいて、
ビートルズと対決する構造でもある。
ここが面白くて肝なんです。
先程から書いていた、時代によっての音楽の捉え方の違いが描かれています。
脚本はリチャード・カーティス。
『ラブ・アクチュアリー』『ブリジット・ジョーンズの日記』『ノッティングヒルの恋人』などでラブコメで有名なのですが、
『パイレーツ・ロック』で監督脚本をしていた音楽愛に溢れた人。
『パイレーツ・ロック』のお陰でどれほどラジオDJとしての信念を学べたか、、
ワタシ的には『トレインスポッティング』×『パイレーツ・ロック』な映画がこの『イエスタデイ』なのである。
今作も基本はラブコメであるという所が秀逸で、所謂ビートルズマニアにだけ届けていない。
しかし、究極のビートルズ愛が描かれています。
誰とでも、どんな人も観ればハッピーになれちゃう映画って、やっぱり必要だと思います。
日本のラトルズ、博多の宝ゴーグルズのセシル・ゴーグルによるレビューも是非読んでみて下さい。
©2019 UNIVERSAL STUDIOS
製作・監督:ダニー・ボイル 製作・脚本:リチャード・カーティス 製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー
出演:ヒメーシュ・パテル、リリー・ジェームズ、エド・シーランほか
公式HP:yesterdaymovie.jp
10.11(金)公開 UCキャナル、T・ジョイ博多、UC福岡ももち他
1971年福岡市生まれ。大学時代からラジオ制作に携わる。
2015年 cross fm特別番組『HAPPY HOUSE 〜 The Family's Starting Point〜』で民間放送連盟賞 第11回日本放送文化大賞グランプリ受賞
2018年 CROSS FM特別番組『Let the Good Times Roll!!』が平成30年日本民間放送連盟賞 ラジオエンターテインメント番組部門で、最優秀賞を獲得。
現在はCROSS FM URBAN DUSK、CROSS FM MUSIC AMP、NHK TV 六本松サテライトを担当。
BIGMOUTH WEB MAGAZINE編集長
SpotifyのPLAYLIST→ http://urx3.nu/Rl6I
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