文化CULTURE

お先にととのわせていただきます♨️ 11軒目「サウナセンター」東京・鶯谷

JR鶯谷駅の北口から駅を出ると、駅前はまさに猥雑という言葉がよく似合う街並みで、飲み屋とラブホテルが混在した迷宮のような路地を抜け出て少し歩くと、サウナセンターの看板が見えてきます。
サウナセンターは東京都内で現存する最古のサウナ施設だそうで、創業は1973年だそう。
このビル自体は1979年に建てたとのことです。

ボク自身これで4回目の訪問ですが以前行ったのはコロナ禍前で、少しリニューアルされたそうなので楽しみにしてました。


入り口ではなぜかガンダムとシャアザクが出迎えてくれます。
以前はたしかガンダムだけだったんですが、いつの間にか敵が増えましたね。
入り口でいきなり敵か味方かの決断を突きつけられる訳ですが、連邦軍が正しくてジオンが悪だとは機動戦士ガンダムの中でも富野監督は決めつけていません。
ジオン側から見れば、連邦軍はただの侵略者。
それぞれにそれぞれの正義があり、事情があり、思想があります。
そんなことをサウナに入る前に考えさせられるとは、さすが猥雑の街・鶯谷です。

敵も味方もひっくるめて、サウナに入ればみんな裸一貫。
さぁ、みんなサウナで汗を流そう。

もしかすると、そんな深いメッセージが込められてるのかもしれません(妄想)


館内の案内看板もレトロで可愛いです。
1964年の東京オリンピックで初めて採用されたというピクトグラムですが、ここサウナセンターでも愛されてます。
でも多分、この案内看板もリニューアルされてます。
以前は2.3Fのカプセルの表記が、間に合わせ的な貼り紙で案内されてたのを記憶してます。
リニューアルする際にも、過去の雰囲気をうまく取り入れてアップデートしていくだなんて、まさにレガシー。
オリンピックの精神が息づいています。


エレベーターで最上階6Fへと向かい、扉が開くとそこはもう脱衣所です。
館内着は左の棚に入れて、貴重品があれば右に少し見えてる鍵付きロッカーに入れます。

中に入ると、古い施設だというのに清潔さに溢れています。
タイルはもちろん、水栓金具もシャンプーボトル類もピカピカで、隅々まで念入りに掃除されているのが感じられます。
ホスピタリティ!

サウナの入り口には氷が入ったアイスボックスと、自由に飲める冷水冷茶が準備されています。
これまたホスピタリティ!

室内は上段100℃ぐらいで湿度も良く、特に最上段は座面が広く足を伸ばして座ることも可能です。
僕は足先が冷えやすいので、できれば足先も同じ高さにできる体操座りみたいな体勢で座りたいのでありがたいです。
テレビもあるんですが、先日行った時は延々と焚き火の映像が流れていて、音声も「パチ...パチパチ...」みたいな焚き火の音声のみ。
以前は普通にテレビ流してたような気もするんですが、リニューアル後は焚き火になったのでしょうか。
これはこれで、無心になれてなかなかいいです。

水風呂はキリッと冷えてて15℃ぐらい。
照明のせいか水面がキラキラと美しく輝いてます。
特徴的なのは、他の施設に比べて水風呂が浅い部分があって、そこに横になるとまるで寝湯みたいな姿勢で水風呂に入れます。
長く水風呂に入りたい場合はいいんですが、サクッと冷やしたい人にはあまり向いてません。笑

水風呂のすぐ脇にベンチと椅子が置いてあって、そこで休憩できます。
すぐそばの非常階段の扉がいつも開け放たれてるので、そこから外の風が入ってきて浴室内にいても外気浴気分で休憩できます。
すだれで目隠しされてるんですが、そのすだれ越しに入谷方面の景色が一望できて、なかなか爽快です。
でも実は、リアル外気浴スペースもきちんと用意はされてるんです。


先ほどの脱衣所の反対方向を見ると、エレベーターの奥に謎のすだれスペースが見えます。
虫除けがぶら下がってますね。


近づくとこんな感じです。
もともとはビルの踊り場みたいなスペースなんでしょうか。
椅子が3つ置いてありますが、正直あまり使ってる人を見たことがありません。
ここに来るには、浴室を一度出て、体を軽く拭いて、脱衣所を通ってくることになるので、まぁ面倒ですかね。
でも、お客さんのためにこういうスペースをきちんと確保するっていうのが、まさにホスピタリティ!

ちなみに僕がサウナセンターで気に入ってるのが「ペンギンルーム」です。
サウナで熱された身体で水風呂に入るのではなく、汗をかけ水で流したあとサウナ室左隣の扉を開けると、そこはガンガンに冷やされたペンギンルーム。
イスが3脚配置されてて、その一脚ずつの頭上には直径50cmぐらいありそうな業務用扇風機が座る人に向けて吊るされています。
イスの上にはそれぞれ風の強さが記されてて、座ってスイッチを押すと扇風機がゴオオオオーっと回り始め、熱された身体を冷風でガンガンに冷やしてくれます。
冷風の場合、水風呂のように急激に冷やす感じじゃなくジワジワと冷やされるので、気持ちよく爽快に感じる時間が長いです。
すでにイスに座っているので、普通は水風呂の後に待ち構えてる休憩をすでに始めている状況になるので、休憩至上主義者の方には特にオススメです。
自分を保っておかないと、気を失いかねません。


エレベーターホールには、サ道でおなじみタナカカツキ氏の謎の展示スペースみたいなのもあります。
知らない人も多いようですが、コップのフチ子もタナカカツキさんですので、サウナとは関係ありませんが飾ってあります。
タナカ氏以外にもサウナ関連有名人のサインが飾ってあります。


カプセルフロアも少しリニューアルされたようです。
謎に凝ったライティングがかっこいいです。
ボクはよくカプセルホテルにも泊まるんですが、たまに妙にカプセルフロアが明るい施設とかあるんですよね。
太陽光の直射が入って来たりするフロアはほんとキツくて、こっちはまだ寝たいのに強制的に太陽光で6時半に起こされるような所もあるので、こういう暗めの方がありがたいです。


今ドキなワーキングスペースもありました。
静かに喋ればリモート会議も出来るかもですね。

ボクと今後リモート会議がある方は、ボクの背景がここかもしれませんのでその際は見逃して下さい。
会議後1分でサウナ、からのペンギンルーム。
あー、なんと極上の響き。
リモート会議で話したこと、全部忘れそう。



レストランも美味しいし、休憩室には漫画もたくさん置いてあります。
これで平日3時間1,200円。
8時間だと、なんと1,800円。
東京にしては格安でこのクオリティ、たまりません。

入口でシャアザクを見たせいで、
「見せてもらおうか、東京最古参サウナの性能とやらを。」という心持ちだった自分を、どうか二度殴ってください。
その時は、もうお分かりとは思いますが、こう言い捨てます。

「二度もぶった!親父にもぶたれたことないのに!」




サウナセンター

住 所:東京都台東区 下谷2丁目4-7
電 話:03-3876-0016
最寄駅:JR山手線鶯谷駅、東京メトロ日比谷線入谷駅

ナカムライダー NAKAMURIDER

1971年生まれ
蟹座AB型三男のサガン鳥栖サポーター 
カレーとビールとフェスとサッカーとネコがスキ
福岡市在住
CMディレクター・サウナ・スパプロフェッショナル(管理士)