お先にととのわせていただきます♨️ 14軒目 「サウナ東京」東京・赤坂
2023年4月末、東京・赤坂のにぎやかな歓楽街に「サウナ東京」というどストレートど真ん中の施設名に恥じない、とんでもない施設がオープンしました。
まず、サウナ室が5室もあります。
ごしつ!!!
そして水風呂が凍!冷!涼!の温度違いで3つ。
それに鶯谷サウナセンターのペンギンルームでもおなじみ、冷気浴ができる冷気浴室も1室。
そして広々の休憩スペースにはゆったり座り寝できるデッキチェアがなんと27脚、畳敷きのフルフラット寝転びベッドが9、その他ベンチやイスが随所に20脚以上設置されていて、全部で60人が同時に休めます!
ろ!ろくじゅうにん!!!
ここ赤坂ですよ!TBSがすぐそばの東京都港区赤坂ですよ!!!
この60席のすべてが休憩のお客さんで埋まってしまうってことは、多分ないんじゃないでしょうか。。
よくサウナで目撃しがちな、水風呂上がったはいいけど休憩場所がひとつも空いてなくって、仕方なく床にペタッと座ってととのい始めてる腹の出たおじさんみたいな人は、ここサウナ東京では一人も見かけません。
赤坂には仕事でちょくちょく行くんですが、近年は結構サウナ激選区でして、新しい施設がいくつも増えてきてるんです。
数年前までは赤坂でサウナといえば「サウナリゾートオリエンタル赤坂」(通称オリ赤)という感じで、名物の激熱アウフグースで昇天する方が大多数でした。
でも最近は流行りのプライベートサウナ「アカサカサウナ」「リトルトリート」や、和風な誂えで外国人にも人気の「SPABLIC赤坂湯屋」、生姜焼き専門店が生み出した謎の新感覚生姜サウナ「金の亀」などなど、個性あるメンツが揃ってきてます。
10年以上前は、少し乃木坂方面に歩いたところにあった「かぷせるイン赤坂」ってカプセルホテルに仕事で何連泊もしてた時期があるんですが、数年前に施設が閉じてしまって以降は、あまり赤坂に宿泊するってことも減ってきてました。
上の写真のように赤坂の飲食店などが多数並ぶ通りに面していて、和のテイストを感じる落ち着いたファサードで好感が持てます。
2階の木の柵の室内が休憩スペースになっていて、無数の真っ裸の若者とおじさんがイスに座ってだら〜っとしています。
もちろん外からも中からも見えないようにはなってますが、木の柵の一番左側、少し窓が開いてるように見えると思いますが、ここだけは内側から外が見えるようになってますので、赤坂の通行人を真っ裸で見下ろしながら休憩することも可能です。
では5つのサウナ室をご紹介します。
①蒸喜乱舞 約95℃/コの字型2段/オートロウリュ
40〜50人入れる超大箱サウナ室で、アウフグースもこの室で行われます。
50人近くの真っ裸のおじさんたちが熱いロウリュに蒸され熱波を浴びせられ悶絶する様は、果たしてこの世のものなのかと疑いたくなる光景。
1時間おきのオートロウリュが始まると、薄暗くて落ち着いた感じのライティングが急に往年のディスコみたいにチカチカに変貌します。
大箱だからと侮るなかれ、セッティング極上です。
②手酌蒸気 約100℃/2段10名ほど/15分おきセルフロウリュOK
壁全体にフィンランド直輸入のケロ材を使ったサウナ室。
セルフロウリュできるのはいいんですが、15分計の砂時計でその間隔を制御してるので、なかなかタイミングが合わない人も多そう。
僕が入った時はたまたまタイミング良くロウリュ浴びれたけど、時間もロウリュ手も巡り合わせが大事になってきそうなサウナ室。
③瞑想 65℃ぐらい/パーテーションで区切られた6名
室内はかなり暗く、温度は低めで湿度が高い。
温度は低めと言っても湿度が高く、人の出入りが他の室に比べて少ないので、結構熱が溜まって好セッティング。
パーテーションで区切られたスペースには横になれるイスが一脚ずつ置いてあり、ゆったりと瞑想できます。
イスを洗う用の水道ホースがパーテーションに設置されてるので、ちょっと体が熱くなってきたなという場合にはその水を自分の体に浴びせることも可能。
そしてまたリフレッシュして瞑想に没入することもできるので、無限ループで瞑想し続けることもできます。笑
惜しまれながら閉館した御徒町のプレジデントの薬草サウナ室でもこのループ技は可能でしたので、もしかしたらリスペクトを込めてのオマージュなのかもですね(いやきっと違う)。
④昭和遠赤 100℃/2段約12名/テレビあり
テレビ見るならこの室。
カラッカラの俗に言う昭和ストロングスタイルで、床に素足を置いてると熱くて火傷しそうです(火傷はしません)。
たまに湿度高めのサウナ室で「うわー見て!入ってすぐ汗でたヤバ」とか友達と盛り上がってるお兄ちゃんがいますが、あれ単に室内の湿気が体の表面に付着しただけで汗じゃない可能性あるんで気をつけてくださいね。
こういうカラッカラのドライサウナは汗が出にくいとか言い人もいますが、数分経過して肌に付着した水分はほぼ汗だけなんでシンプルでいいですよね。
⑤戸棚蒸風呂 55℃/お風呂40℃/10名ほど
江戸時代に流行した戸棚風呂を現代風にアレンジしたサウナ。
浅めの浴槽に下半身または膝から下を浸し、上半身は湯気で蒸す仕組みの日本古来の入浴方法。
水蒸気の量が凄く、室内に入った瞬間はどこに何があるのか全容がよくわかりませんし、他のお客さんの下半身は見えますが胸から上は蒸気でほぼ見えません。
福岡のキャビナスにもこのスタイルのサウナ室ありますけど、体が熱くなって普通のサウナ室より長い時間は耐えられないですよね。
写真がぜーんぶ外だな、とお気付きの方もいらっしゃるかもですが、中に入るとすぐフロントからの脱衣所なので、中の写真を撮れる場所が特に無かったんです。
なにやらフロントの女性陣がみんな若くておキレイな方々でした。
さすが港区赤坂。
続いて3つの水風呂をご紹介します。
①水風呂「凍」
なんと9℃キンキンのシングル!
入ってると、指先足先に痛みが伴います。
でもウェルビー福岡の3℃の強冷水のように、生命の危機を感じるほどではなく安心して入っていられる水温。
②水風呂「冷」
15℃の一般的な水温。
3つの水風呂の中で1番広く、入ろうと思えば10人ぐらい浸かれる広さがあるのでは。
③水風呂「涼」
22℃でゆったり冷やせるぬるめの水風呂。
この水風呂だけバイブラがあって羽衣が剥がされるので、体感はそれなりに冷たく居心地が良いです。
「凍」の9℃水風呂のあと続けて「涼」22℃に入る冷冷交代浴も楽しめます。
入り口には、謎のキャラクターが鎮座してます。
めちゃくちゃととのった人だけに見えるサウナの妖精「ととのん」だそうです。
https://www.youtube.com/@sauna-totonon/videos
「ととのん」の他「あまみん」と「グルシン」ってキャラもいました。笑
何本か動画見ましたが、なんか意外とプロっぽいムービーで面白かったです。
赤坂なのに、意外とお隣には八百屋さんがありました。
この場所で長年経営されてきたお店なんでしょうねぇ、ま、わかりませんけど。
いずれにせよこちらサウナ東京、ホントとんでもなかったです。
このクオリティで、今ならオープン特別価格で1時間1,500円、3時間2,500円。
1時間じゃまったく足りませんので、ぜひ3時間でご堪能ください。
そしてサウナ東京、サウナ&水風呂はもちろん、他にも感心できる個性がありまして、完全黙浴を徹底してるんです。
1Fは洗い場と炭酸泉でこちらはお喋りOKなんですが、サウナのある2Fフロアは完全黙浴。
2Fへと上がる階段にはしつこいぐらいに黙浴徹底のお知らせ。
サウナフロアの2Fへ上がってもいたるところに完全黙浴のお願いが貼り出してあって、本当に人の声が全く聞こえませんでした。
これってすごい大事なことで、休憩してる時にガチャガチャうるさいとホント落ち着かないですよね。
休憩室で聴こえるのは水風呂に入るために掛け水をするバシャッて音と、スピーカーから流れる鳥のさえずり、そして開いた窓からかすかに聴こえる赤坂の喧騒だけでした。
最後にお知らせですが、ボクが友人と運営してますサウナグッズのWebストアがございまして、チラッとそちらのご紹介です。
【Water Bath Club】
サウナを愛し、水風呂を愛し、水を愛すウォーターバスクラブです。
「水風呂」を英訳すると一般的にはCold Bathと言いますが、水のゆらめきや癒し・水質や浄化技術等、水そのものを愛でたいという思いから『Water Bath Club』と名乗ります。
https://waterbathclub.stores.jp/
↑上記リンクからWebストアにジャンプしていただくと、上の写真にあるようなTシャツ(全6色)やキャップ、タオルやステッカーなど色々取り揃えてます。
なんと全品送料無料です!
これからの季節にちょうど良いアイテムが揃ってますので、ぜひ一度ご覧になってみて下さい。
カラーやサイズなど、品切れの場合はご容赦ください。
どうぞよろしくお願いします!
サウナ東京
住 所:東京都港区赤坂3丁目13−4
最寄駅:東京メトロ千代田線 赤坂駅・銀座線丸ノ内線 赤坂見附駅
電 話:03-5544-8478
営 業:不定休 朝5:00~深夜3:00