Bigmouth WEB MAGAZINE

酒場SAKABA

ブタバラパラダイス Vol.2

ブタバラパラダイス Vol.2

やっぱ博多の焼き鳥といえば「ブタバラ」やね。安くて旨くて後を引く、酔いちくれピープルの強い味方たい。福岡の老舗、名店、行きつけ、通りすがりの店で出会った「ブタバラ」について、勝手に、テキトーに、ゆるーく綴るばい。ヒマなら読まんね。

 

第2回 アブラが旨い! 厚さがステキ!

        ビューティホーな”キュービックブタバラ” 「田田」(中央区今泉)

 

 場所は今泉ドン・キホーテの並びたい。ココ壱が1階に入っとるビルんまで来たらわかるけん。黒と赤の文字で「田田」って電飾看板が煌々と光っとる。

 え? なんてや? 店の名前や?「田田」って書いて、まさかの「でんでん」たい。カタツムリやなかばい、たぶん。ここは数年前までは博多駅近くや六本松にある「夢市門」ってやきとり居酒屋の支店やったっちゃけどね。焼き場に立つ大将は変わっとらんけん、たぶん独立しんしゃったっちゃろう。

 え? なんてや? 店の名前や? さっき教えたろうもん。なんや「夢市門」のほうや。しゃーしかな。「むいちもん」たい。食べに行ったら美味すぎて「無一文」になるっちゅうみたいな伝説はなかばい。安心しときやい。

 

 相変わらず前フリが長いってや? そげん言うなや。いろいろ都合があるったい。

 って、真っ赤なウソやけんな。単なるノリたい。そげん日があってもよかろうが。

 準備はよかや? 俺が撮った「田田」の「豚バラ」(1180円)の写真ば見せちゃるぞ。

 あちゃー、しもうた。もうトップに載せとったばい。しょうがなかけん、今回は特別に大将が焼く前のネタケースの中で横たわっとるブタバラの写真ば見せちゃろう。


 たまげたろうが? 四角ばい、四角、キューブたい。アブラの比率もすごかろうが。こりゃ9.50.5やね。火にかけたらアブラが溶け出すけん、いい塩梅に焼くのはくさ、むずかしいっつぇ、たぶん。全体的なアツアツをキープしながら、アブラのカタチも残しつつ、肉も香ばしく焼き上げないかんけんね、たぶん。

 はぁ? なんてや? 「たぶん」は「たぶん」やけん、しょうがなかろうが。

 間違いないのは、喰えば”シアワセホルモン”が分泌されるってことたい!

 噛むたびにジュルジュル噴き出す、シアワセの甘いアブラみたいにな。

 なっ!



店舗情報


 焼鳥餃子 田田

 住所 福岡市中央区今泉1-20-22

 電話 092-724-5123

 営業時間 18:00〜翌3:00(L.O.2:00)

 休み 不定休

 席数 23

 喫煙 可

 カード 不可

 駐車場 なし

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でぶグルメライター&酔っぱライター=痛風ブタ腹ホルダー。1973年福岡市生まれ。福岡市中央区今泉在住。クリエイティブディレクター、コピーライター、ブックライター、ラジオ&テレビコメンテーターの顔をもつ。自社では飲食店の運営と開発、プロデュース&ブランディングも手がける。