ロケハンしときましたー! Vol.36 「京極スタンド」京都市
巷のヴァイブス溢れる酒場を、皆さんに代わってわたくしナカムライダーが勝手にロケハンしてきました!
遠かったり用事なかったりで行く機会ないかもですけど、もしもの場合はぜひ参考にしてください。
見た目だけ整えたようなフニャちん酒場はスルーします。
36軒目 「京極スタンド」京都市
最近、京都から中国人観光客がずいぶん減ったと聞いていたのに、街には人が溢れかえってる。
特に京都市内一番の繁華街・四条河原町あたりは、まるで福岡で言うところの放生会みたいな人の多さで、普通に歩くのも苦労するほどの混雑っぷり。
そこからほど近い150年以上の歴史を誇る商店街・新京極通りに面しているレトロで愛くるしい店構えのこちら、京極スタンド。
こちらの創業は昭和2年ってことなので、かなりの老舗酒場。
とは言っても、京都じゃ明治や江戸の創業ってのが当たり前で、昭和の創業なんかまだまだ全然ひよっこって話なんで驚かされる。
お店の入り口には、まるで喫茶店やレストランのようにショーケースがありまして、眺めてみると上段はまず全部お酒。
一番下段もほぼお酒で、フードはチーズと枝豆の肴類。
中段にはフードが4種並んでいて、お気づきでしょうか一番左、吉田類先生と店主の記念写真まで飾られています。
中に入ってみると、あぁ〜素敵。
天井のライトやファン、照りのある塗りの壁と天井、そして丸みを帯びた角(かど)の設(しつら)え、掲げられた謎の絵画など、紛(まが)い物ではない品とセンスに満ちた歳月を積んだレトロさ加減がグサグサに刺さる。
当然お店大人気でして、ここもまた人でごった返してます。
常連さんっぽい人が多いけど、外国人のお客さんも結構いました。
私はたまたま運よく入れましたが、ほんとお客さんひっきりなしで多分10組ぐらいは断られてました。
さすが「大入」の額が異様にデカいだけあります。
左に「麒麟麦酒」、右に「月桂冠」と有名酒造メーカー2社が連名で刻まれてますけど、この2社からその昔寄贈されたってことなんでしょうかねぇ。
それにしてもデカ過ぎでは。。
お店の奥の方(大入の方)から見てみるとこんな感じ。
あまり広さはありません。
店内は煌々と明るいです。
この写真で向かって右側には6〜7人が囲める丸テーブルが3卓。
左は向かい合って座る式のカウンターテーブルがずらっと繋がってます。
メニューはこんな感じ。
普通の居酒屋メニューっぽさもありつつ、どこか洋食屋っぽさもあり、心躍るラインナップ。
ん〜、何食べよう。
ご覧の通り、壁面が一部ミラーになっててここに店内の様子が映ってるので、座っててもあまり狭苦しい印象は受けませんでした。
反対側の壁面には短冊状のメニューが掲示されてます。
ま、内容も多少は違いますが基本は同じ感じ。
でも、なんかメニューが短冊になっただけでずいぶん酒場感が増しますね。
さてとまずは生でしょう。
さすが麒麟麦酒の得意先ということで、ビールはキリンラガーです。
ラガーはよく飲みますが、こんなにデカデカとロゴマークが載ってるジョッキってあまり見たことないかも。
なんかカッコいいんですよねぇ、キリンビールのマークって。
この麒麟のイラストの中に「キ」「リ」「ン」ってカタカナが隠れてるって話は、さすがにご存知ですよね?
ご存知ない方は、こちらでご確認ください。
https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2019/0516_04.html
まずはハムサラダ。
想定外にポテトサラダも少し付いてきたのでラッキーです。
ハムでマカロニとポテサラを巻いてマヨネーズを少しつけて、一口でパクっと食べてビールで流し込む。
はぁ〜。。
なぜ僕は、こんな事が最高だと思う人間に育ってしまったんだろうか。。
いや、そうじゃない。
きっとこれこそが最高なんです!
そしてメニュー見て字面から気になってた、ぶた天。
出てきた時一瞬カレー味かな?と思ったけど、普通に天ぷら。
いや天ぷらというか、フライ?
つまりぶたフライ。
お、バタフライに似てる!
ウスターソースをつけていただきます。
席に座って、まず初めに衝撃を受けたのがこの大理石のテーブルと壁面のタイル。
めちゃくちゃカッコいい!
これまでいろんな老舗の酒場にお邪魔してるけど、この感じはなかなか出会えない。
表面は結構傷だらけだけど、それがまた味になって渋い。
壁面のタイルも独特の色合いでたまらない。
ブラウンと水色を合わせるなんて普通あんまりない気がするけど、すごい落ち着く色合いでしっくり来る。
え?もしかしてこの色合いって「大地」と「水」を表現してるのでは!?
いや、「麦酒」と「清酒」を示すメタファーなのでは!?
とか、勝手な妄想膨らませるのも楽しい(詳細不明)。
京極スタンドはお会計の伝票が独特なんです。
これ、どう計算するんでしょうか。
多分計算が得意な方ならすぐ分かるんでしょうけど、私たいへん苦手でして、なのでよくわかりません。
普通に金額足していくより、これの方が要領いいってことですかね?
2杯目は酎ハイ。
プレーンチューハイを頼んだんだけど、なぜかめっちゃレモン味。
レモンチューハイもメニューにあるというのに。
まぁでも普通に美味しいので問題なし。
続いて、えん豆卵とじ。
えん豆ってえんどう豆のことかな?と思って頼んでみたら、その通りでした。笑
グリーンとイエローの色鮮やかな見た目で、味は比較的薄め。
もしや京風な味付けなのかもしれません。
そしてシュウマイ。
なんだか急に食べたくなったんだけど、多分えん豆見てシュウマイのグリーンピースを思い出したのかも。笑
うん、普通。普通に美味しい。
さてとお会計。
さっきの謎の伝票を持って入口の会計まで行ったら、何このレジ!!!
創業の時からあると聞いてるって事だったので、約100年前のレジってことか。
Nationalって書いてあるんで、松下製なんでしょうね。
でもこれ、もう使ってないそうです。
使ってないというか、壊れてるのかもです。
はぁ〜、いい経験できた〜。
あれ…?
上の写真、看板や暖簾などたくさん「スタンド」とは書いてあるけど、どこにも京極の文字がない。
写真を見返してみたらビールのジョッキにも、さっきの謎の伝票にも、「スタンド」としか書いてない!
もしやこちらの京極スタンド、本当の店名はただの「スタンド」なのでは!?
お店がある新京極商店街のHPに載ってるお店ガイドを見ても、「スタンド」としか書いてない!
京極にあるスタンドってお店だから、わかりやすく京極スタンドと呼ばれることを受け入れてるって事なのでは?
あ〜、なんと懐が深い。
というか、その方が都合が良かったのかも?
地元の人や常連さんはきっと「スタンドいこか?」みたいに言ってるんでしょうね〜。
京極スタンド
住 所:京都市中央区新京極通四条上ル中之町546
最寄駅:阪急電鉄京都線 河原町駅・京阪電鉄京阪本線 四条駅
営業時間:12:00〜21:00
定休日:火曜日