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ネトフリ三昧 Vol.8〜デイミアン・チャゼル監督が手掛けたジャズをテーマに描いたドラマ『ジ・エディー』

ネトフリ三昧 Vol.8〜デイミアン・チャゼル監督が手掛けたジャズをテーマに描いたドラマ『ジ・エディー』

『ラ・ラ・ランド』『セッション』で熱い音楽愛を描いた映画監督デイミアン・チャゼル。

『ラ・ラ・ランド』では史上最年少32歳でアカデミー賞監督賞まで受賞した。

2018年には『ファースト・マン』を制作監督し、

今年2020年に製作総指揮したのが今作『ジ・エディー』である。

今回もジャズを取り上げた新作ドラマがNetflixで今月遂に公開となった。

兎に角、トレイラーの観て欲しい!

舞台はフランスのパリ。主人公エリオットが経営するジャズクラブ『The Eddy』

金銭トラブル、バンドの衝突、難しい年頃の娘の訪問など、

様々な問題がエリオットを悩ませる。そんな中衝撃的な事件が起こる。

原作と脚本はイギリス人のジャック・ソーン。

8話で完結する。

観て思ったのは、

パリの多人種、多文化が非常に思い白いJAZZを生んでいる点。

奇しくもTOKUが先月リリースしたアルバム『TOKU In Paris』も聴いていたので想像しやすかった。

主人公エリオットを演じているのも『ムーンライト』で主人公の親友役を演じたアンドレ・ホランド。

音楽への詰め方はやはりデイミアン・チャゼルと感服。

バンドの肝はドラマーであることは嫌というほど『セッション』で見せつけたが、

今回もドラマーとベーシストの関係性もサラリと描いている。



生演奏や、オリジナルスコアも素晴らしく、サントラはサブスク、配信はスタートしている。

サントラ盤ではジョルジャ・スミスもフィーチャーされ、

St. Vincet(セイント・ヴィンセント)も新曲を提供している。

サントラは最早ヘビロテ中w


音楽でしか表現できない、生きられない登場人物たちの群像劇でもある、今作。

フランスパリの多人種多文化と格差は、もう世界のスタンダート。

そこから生まれる音楽が魅力的だと言う事だけでも、未来には良い側面もあるのかもれない。

The EddyをNetflixで観る

栗田 善太郎
栗田 善太郎

栗田 善太郎 ZENTARO KURITA

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1971年福岡市生まれ。大学時代からラジオ制作に携わる。
2015年 cross fm特別番組『HAPPY HOUSE 〜 The Family's Starting Point〜』で民間放送連盟賞 第11回日本放送文化大賞グランプリ受賞
2018年 CROSS FM特別番組『Let the Good Times Roll!!』が平成30年日本民間放送連盟賞 ラジオエンターテインメント番組部門で、最優秀賞を獲得。
現在はCROSS FM URBAN DUSK、CROSS FM MUSIC AMP、NHK TV 六本松サテライトを担当。
BIGMOUTH WEB MAGAZINE編集長
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