文化CULTURE

平川雄一朗 | 漂流 diary Vol.233

11月8日新潟県佐渡市宿根木





20231106 曇り時々雨
雨予報だったけど室内現場と移動中だけ降った。
朝から百道。多々良。筑紫野市。
野外はなんとか降らずに終われた。
仕事終わって何か違和感あるなと思ったら、
寒い。
やっと冬っぽくなってきた。

20231107
初IBEX。新潟へ。
白根の古い街並みに沿って流れる中ノ口川。
毎年6月はこの川を挟んで東西で凧揚げ合戦がある。
一枚の大きさが畳24畳の大凧。
その数300。5日連続で行われるという。
知らない事が多過ぎる。 
新米時期なので、県内メーカーが集まる米菓の一大イベント。あられせんべい祭り。
カーブドッチのワインがおいしくて久しぶりに赤ばかり飲んだ。

20231108 晴れ。
佐渡へ。
史跡佐渡金山。人力だけで山のカタチが変わるほど掘っている。
宗太夫坑の最後に展示してある神事芸能「やわらぎ」
大きな金鉱脈が見つかると硬い岩盤を少しでも柔らかくなるように祈祷したらしい。
転じてさまざまな困難を和らげてくれる現人神としてのやわらぎ様。
土人形を購入して回転寿司屋で人形飲み。
宿根木の古い街並みを見た後、小木の民俗博物館へ。
宮本常一の自筆色紙前で深呼吸。
佐渡の金山は世界遺産登録に熱心だけど、この辺りも面白い。
たらい舟に乗った。

20231109 快晴。
佐渡は柿の名産地らしく、柿の幹は驚くほど太い。他にも干し柿ハンガーやミニ柿など見たことないものばかり。
金山の積出し港で栄えた相川へ。
60年前は観光地として大変な賑わいだったらしいが、土産物屋はもう無くなっていた。
大佐渡と小佐渡のあいだの平地、国中を走って両津港へ。
東西に抜けた土地はどこまでも日当たりが良くて気持ちがいい。住みやすい島だと思った。
港の近くで見つけた素敵な骨董屋は、佐渡で見つかった物だけを扱っているという。
並んだ皿を見るだけでも人の行き来が盛んだった事がわかる。
20231110 雨。のち曇り。
久しぶりに雨に濡れての現場。
久留米へ。気がついたら夜。
車なのでお酒は飲めない。
またこよう。
20231111 曇りのちに晴れ。時々小雨。
朝から北天神。
一年越しの現場が本日ようやく終了した。
緊張感のある現場だったし、またこんな仕事入ってくればいいなぁと思い帰宅。
夜は妻と天神の現場。詰まり気味。
今日のスナップは反射で撮る感じ。
20231112 雨から晴れ
佐賀へ。
小城から入って多良岳まで。
移動しながら撮影。
一棟貸しの古民家で畑のみかんを食べると驚く程甘かった。
多良岳から有明海も見えれば雲仙も見える。








11月08日新潟県佐渡市小木町

平川 雄一朗 YUICHIRO HIRAKAWA

1970年福岡生まれ。フリーランスフォトグラファー
出版社の契約カメラマンを経て、2003年独立。
様々な媒体から頼まれるままに日々撮影。
クロススタジオ所属。
フェアグランドシャッターズメンバー。
https://www.hirakaway.com