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山口洋(HEATWAVE) |博多今昔のブルース Vol.36〜ロックンロールの免疫力 

山口洋(HEATWAVE) |博多今昔のブルース Vol.36〜ロックンロールの免疫力 

 3年ぶりにツアーを再開しました。


 このトシになっての3年はデカかったけれど、失ってしまったものを悔いても仕方ないのです。懐かしのロックンロール・ライフに戻ってきたというよりは、新しい形での「旅」を模索している感じ、かな。「旅と密」が当たり前だった時代に戻ろうとするより、制限がある中で、創造力を使ってどれだけ自由でいることができるのか、ってことにフォーカスした方が建設的だと思うのです。


 50年後のイージー・ライダーとしてね。


 それでも信じてきたロックンロールは力に満ちていて、人々のこころを「unite」していた風景が美しかったのです。それを鳴らすためには、飽くことなき情熱が必要で、以前よりもさらに二段くらいギアを本気で入れる必要があるのだけれど、各地でサポートしてくれた人々、素晴らしきうちのスタッフたち、一瞬に情熱を込めることができるメンバー、なにより働いたお金で足を運んでくれるオーディエンス、エトセトラ、エトセトラ。新しい風景が見えつつあります。


 ライヴに行きたいけれど、高齢の両親と暮らしているので、どうしてもいけない。そんな声をたくさん聞いています。どうぞ、無理のないところで。僕らもここは踏ん張るところです。


 ライヴに来れない人のために、わたすがインスタライヴを使って、その町の風景や、リハーサルの模様、普段見ることができない景色を中継しています。まぁ、見ることができた人はラッキーって感じで。


 青森はもう雪が降っていたので、「山口洋、グレッチの弦を換える」動画から、弘前市に降る雪の模様をお届けしました。こういうのはSNSのいいところかな。


 ようやくツアーやライヴに復帰した仲間達がコロナに倒れていくのを知るのは辛いけれど、明日は我が身でもあるし、ロックンロールの驚異の免疫力で前に進みます。


 今週末12/11(日曜日)。ようやく福岡に帰ります。無理のないところで、ぜひ(ヘンな日本語)ロックンロールのミラクルを体験しに来てくださいまし!


 会えるのを楽しみにしています。


12/4、青森県弘前市KEEP THE BEATにて。


撮影 : Nakamura Kazuhiro

 福岡公演 
日程:12月11日(日)18:00開場/18:30開演
会場:福岡 BEAT STATION 

<チケット情報>
席種/料金:全自由(整理番号付き) ¥7000(税込)1ドリンク別
一般発売:2022/10/29(土)12:00

問合せ:スカーレットプロモーション https://scarlett.jp/

 京都公演 ① 
日程:12月17日(土)17:00開場/18:00開演
会場:京都 磔磔 

<チケット情報>
席種/料金:全自由(整理番号付き) ¥7000(税込)1ドリンク別
一般発売:2022/10/29(土)12:00

問合せ:磔磔  075-351-1321 | http://www.geisya.or.jp/~takutaku/ 

 京都公演 ② 
日程:12月18日(日)16:00開場/17:00開演
会場:京都 磔磔 

<チケット情報>
席種/料金:全自由(整理番号付き) ¥7000(税込)1ドリンク別
一般発売:2022/10/29(土)12:00

問合せ:磔磔  075-351-1321 | http://www.geisya.or.jp/~takutaku/ 

 東京公演 
日程:12月26日(月)18:15開場/19:00開演
会場:東京 duo MUSIC EXCHANGE 

<チケット情報>
席種/料金:全自由(整理番号付き) ¥7000(税込)1ドリンク別
一般発売:2022/10/29(土)12:00

問合せ:SOGO TOKYO  03-3405-9999 | http://www.sogotokyo.com/ 


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山口洋
山口洋

山口洋 HIROSHI YAMAGUCHI

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ヴォーカリスト、ギタリスト、ソングライター、プロデューサー、そしてランナーにして、スノーボーダー。

1979年、福岡にてヒートウェイヴを結成。1990年、上京しメジャーデビュー。現メンバーは山口洋(vo.g)、池畑潤二(ds)、細海魚(key)。山口洋がソロツアーの旅で新たな曲をつくってバンドに持ち帰るというスタイルで、ほぼ全曲の作詞と作曲を担当する。1995年の阪神・淡路大震災後、中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)と「満月の夕」を共作。2011年の東日本大震災直後からは「MY LIFE IS MY MESSAGE」プロジェクトのさまざまな活動により、福島県の相馬をピンポイントで応援し続けている。仲井戸麗市、佐野元春、遠藤ミチロウ、矢井田瞳ら国内のミュージシャン、ドーナル・ラニー、キーラらアイルランドを代表するミュージシャンとの共演も多い。
http://no-regrets.jp