音楽MUSIC
福岡から世界へを実現する、リアルな可能性を感じた17歳 Doul
音楽はコロナ禍もあって配信メインに入った。
勿論、CDが売れ続ける稀有な国、日本。
アナログがCDを超えたという今年上半期のアメリカは、
コロナ禍で工場がストップし、ビッグタイトルが軒並み秋以降に移動したからである。
しかし、世界中は配信・サブスクがメインであることには変わりはない。
今は世界中から金曜日に新譜がリリースされる。
これも日本だけ、オリコンのために水曜日リリースが続く。
兎に角水曜日が新譜リリースなのは配信メインでも変わらない。
故に日本では水曜日と金曜日に新譜がリリースされ、日付が変わった瞬間に新譜のPLAY LISTが公開になる。
これをチェックするのが、ここ数年の私の仕事だ。
最早既存のレコード会社から降りてくる情報だけでは追いつけない。
口を開けて待ってるだけの時代はとうに終わっているし、アンテナを立てて追いかけていても知らないアーティストが出てくる。
Doulなるこの17歳の福岡在住のアーティストが正にそうだ。
先週9月16日水曜日にデビュー曲「16yrs」は配信されるやいなや多くのPLAY LIST入り。
そのデビュー日にDiploがDoulのインスタグラムをフォローしたとの事。
「福岡の17歳です!聴いてみて下さい」とリリース前にNHKのディレクターに薦められ、
共に番組を担当する音楽プロデューサー松隈ケンタ君と聴いて驚いた。
何の先入観もなく、性別さえ特定しにくいアーティストネーム。
これが良かった。
こういう出会いがあるから音楽好きはやめられない。
以下の情報を知る前に聴いて欲しい。
年齢や住んでいる場所も関係なく、
サブスク時代にビリー・アイリッシュと日本の地方都市に居ながら見事にシンクロしたと言っても良いだろう。
しかも彼女は歌唱・作詞・作曲は勿論、アレンジ・演奏、ヘアメイク・スタイリング、
映像・ヴィジュアルなど全ての表現を自己プロデュースするという。
〜ビリー・アイリッシュとシンクロ出来る日本人が福岡に住んでる17歳だなんて〜
がこの記事の趣旨になってることもあざ笑っているだろう。
筆者自身がカチカチのバカの壁の中に居る。
そして今日リリースされた『BYE HOUSE』
10代らしい閉塞感を歌い、家を出てありのままの自分を肯定する。
このタイプの違う2曲に、来週9月30日水曜日には『Don't』という曲がドロップされる。
2曲だけでもはっきりと伝わる彼女の将来へのビジョン。
何処にいようと、何歳であっても、古い価値観に縛られず、ありのままの自分でいるために表現を続ける。
ローカルDJとして見届けさせて頂きます。
【SNS】
【レギュラー番組】
LOVE FM & AbemaTV「TEENAGE PEEPS」(毎週日曜日 11:30-14:45)

1971年福岡市生まれ。大学時代からラジオ制作に携わる。
2015年 cross fm特別番組『HAPPY HOUSE 〜 The Family's Starting Point〜』で民間放送連盟賞 第11回日本放送文化大賞グランプリ受賞
2018年 CROSS FM特別番組『Let the Good Times Roll!!』が平成30年日本民間放送連盟賞 ラジオエンターテインメント番組部門で、最優秀賞を獲得。
現在はCROSS FM URBAN DUSK、CROSS FM MUSIC AMP、NHK TV 六本松サテライトを担当。
BIGMOUTH WEB MAGAZINE編集長
SpotifyのPLAYLIST→ http://urx3.nu/Rl6I
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