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プライマル・スクリーム最新ベスト6月5日発売!

プライマル・スクリーム最新ベスト6月5日発売!

(PHOTO: MITCH IKEDA)

記念碑的最新ベスト『マキシマム・ロックンロール:ザ・シングルズ』、独自豪華仕様の日本盤が6/5発売決定!

 

グラスゴー出身のボビー・ギレスピーを中心に、1980年代中盤からの長きに亘る活動の中でその音楽性を変幻自在に進化させながら、様々なジャンルを内包した作品を発表し続けてきたプライマル・スクリーム。その35年に及ぶロックンロールな歩みをふりかえり、シングル・ディスコグラフィのひとつを壮大なコレクションにまとめた記念碑的最新ベスト『マキシマム・ロックンロール:ザ・シングルズ』(原題『MAXIMUM ROCK ‘N’ ROLL: THE SINGLES』)の日本盤が独自豪華仕様で発売されることが明らかになった。同時に、1960年代のファッション・アイコン、イーディ・セジウィックをフィーチャーした最新ミュージック・ビデオ(「ヴェロシティ・ガール(Velocity Girl)」リマスター版)が公開となり、話題を呼んでいる。

 

同曲は元々、彼らが1986年に発表したセカンド・(12インチ)シングル「Crystal Crescent」のBサイド曲に過ぎなかった。しかし、非常に大きな影響力を持つNME誌のコンピレーション・カセット『C86』(同じく1986年発売)の冒頭を飾ったことで幅広い層の人々に知られる事となったと同時に、この曲のほんの82秒だけで、プライマル・スクリームはインディー・シーン黎明期の歴史的瞬間を作り、イギリスの音楽カルチャーで中心的役割を担う事となるバンドになった。それによりこの曲は後年に語り継がれる“プライマル・クラシックス”となったが、その後彼らが「ヴェロシティ・ガール」を再リリースすることはなく、過去に発売されたベスト・アルバムにも収録されていなかったが、間もなくリリースされる最新ベスト『マキシマム・ロックンロール:ザ・シングルズ』の冒頭を飾ることが先頃明らかにされている。


プライマル・スクリームは、「ヴェロシティ・ガール」の再リリースに合わせて、この曲の最初のリリースから33年を経て初となる公式ミュージック・ビデオを公開。ビデオでは、バンドの中心であるボビー・ギレスピーのパフォーマンスと、アイコニックなイーディ・セジウィックの映像が交錯するように次々と現れる。イーディ・セジウィックは、1960年代に制作されたアンディ・ウォーホルの映画に数多く出演。60年代のファッション・アイコンとして君臨し、あまたのロックミュージシャンやアーティストを魅了したアメリカ出身の女優・ファッションモデルで、このビデオに登場するイーディの映像は、彼女が他界した翌年の1972年に完成して公開された映画『イーディ:チャオ!マンハッタン』のものだ。ミュージック・ビデオの監督を務めたのは、映画制作者、映画オタク、ミュージシャンの顔を持つダグラス・ハート。彼は、1992年の『スクリーマデリカ』で、初めてプライマル・スクリームのミュージックビデオを手掛けている人物だ。ボビー・ギレスピーはこの曲について、次のように語っている。

 

“イーディ・セジウィックのような女性を想像して「VELOCITY GIRL」を作った。ジーン・スタインが書いたイーディの伝記を読んで、彼女のような人に会いたくなったんだ。彼女はアンディ・ウォーホル、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ボブ・ディランと親交を持ち、ドラッグに手を染めながら、一方で絶対的な魅力を放っていた。最高にカッコよくて美しい。彼女は女神だ。彼女を愛してる”

 

「ヴェロシティ・ガール」は、プライマル・スクリームが間もなくリリースする『マキシマム・ロックンロール:ザ・シングルズ』の目玉となるだろう。歴代のシングルをまとめた至高のコレクションは、バンドの歩みをたたえている。楽曲は、ゴスペルやソウルを取り入れたロック「ムーヴィン・オン・アップ」から、ザ・ローリング・ストーンズさながらの「ロックス」、インダストリアルファンクの「キル・オール・ヒッピーズ」へと姿を変えていく。この多様な変幻自在の進化はとどまることを知らない。聖歌を思わせるガレージロックとR&Bが融合した「カントリー・ガール」や、2016年に発表した彼らの最新アルバム『カオスモシス』で見せた独創的な曲の数々を聞けば、それは明らかである。

 

そしてこのたびミュージック・ビデオの公開にあわせ、『マキシマム・ロックンロール:ザ・シングルズ』の日本盤が独自豪華仕様でリリースされることが明らかになった。日本盤のみ、MITCH IKEDA氏によるバンドの貴重なアーカイヴ・ライヴ写真やオフショットなどをまとめたオリジナルの40Pフォトブックを同梱、更にボーナス・トラック2曲を追加し、特製の三方背BOX仕様にて2019年6月5日にリリースされる。バンドの変幻自在の進化の過程をビジュアルでも堪能できる、ファン必携のプライマル・アーカイヴ決定版となりそうだ。

 


【最新リリース情報】 

あらゆるものを受け入れ進化を遂げる――。80年代からのバンドの歴史をまとめたシングル・ディスコグラフィ。

プライマル・スクリーム|マキシマム・ロックンロール:ザ・シングルス -ジャパン・デラックス・エディション-

35年に及ぶシングル・ディスコグラフィをまとめた記念碑的最新べスト・アルバム。1987年のデビュー・アルバム『ソニック・フラワー・グルーヴ』から

2016年の『カオスモシス』までの全11枚のオリジナル・スタジオ・アルバムからの30曲に、「ヴェロシティ・ガール」と日本盤のみのボーナス・トラックを2曲追加収録した全33曲。




(*PHOTO: MITCH IKEDA)

ジャパン・デラックス・エディションの独自豪華仕様

■バンドの貴重なアーカイヴ・ライヴ写真、オフショットなどをまとめたオリジナル40Pフォトブック同梱*

■特製三方背BOX仕様*

■日本盤のみボーナス・トラック2曲追加収録

■最新リマスター音源

■歌詞・対訳・解説付

(*PHOTO: MITCH IKEDA)

 

SICP6124-5

2019年6月5日(水)発売

2枚組特別価格¥4,500(+税)

通常盤も同時発売:SICP6126-7 2枚組¥3,000(+税)】

 

収録曲

【CD1】 <デラックス・通常盤 共通>

01. ヴェロシティ・ガール

02. ジェントル・チューズデイ

03. インペリアル

04. アイヴィ・アイヴィ・アイヴィ

05. ローデッド

06. カム・トゥゲザー

07. ハイヤー・ザン・ザ・サン

08. ドント・ファイト・イット、フィール・イット

09. ムーヴィン・オン・アップ

10. ロックス

11. ジェイルバード

12. クライ・マイセルフ・ブラインド

13. コワルスキー

14. スター

15. バーニング・ウィール

16. スワスティカ・アイズ

17. キル・オール・ヒッピーズ

 

【CD2】 <デラックス・通常盤 共通>

01. アクセラレーター

02. ミス・ルシファー

03. アウトバーン66

04. サム・ヴェルヴェット・モーニング~ビロードのような朝~(with Kate Moss)

05. カントリー・ガール

06. ドールズ(スウィート・ロックンロール)

07. サムタイムズ・アイ・フィール・ソー・ロンリー

08. キャント・ゴー・バック

09. アップ・タウン

10. 2013

11. イッツ・オールライト、イッツ・オーケー

12. グッバイ・ジョニー

13. ホエア・ザ・ライト・ゲッツ・イン(with Sky Ferreira)

14. ワン・ハンドレッド・パーセント・オア・ナッシング

-----bonus track for Japan only-----

15. マントラ・フォー・ア・ステイト・オブ・マインド

16. ゴールデン・ロープ(Lynchmob Remix)

 


【関連リンク】

日本アーティストページ: http://www.sonymusic.co.jp/artist/PrimalScream/ 

 

【プライマル・スクリーム プロフィール】

ボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネスを中心に1980年代から活動を続けるプライマル・スクリーム。ロックンロールの精神をベースにサイケデリック、ガレージ・ロック、ハウス、ダブ、ルーツ・ロックなど様々なジャンルを呑みこみ進化を続け、30年以上の活動の中で、『Screamadelica』、『Give Out But Don't Give Up』、『XTRMNTR』など、名盤の数々を世に送りだしてきた。アルバム『More Light』から3年振り、2016年には11作目となるスタジオ・アルバム『CHAOSMOSIS』を発売。また、2018年に秋に、1993年に名門アーデント・スタジオにて録音された”失われたメンフィス録音”が、四半世紀を経て発見され、アルバム『ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ - オリジナル・メンフィス・レコーディングス』として発売された。

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