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山口洋(HEATWAVE) |博多今昔のブルース Vol.22〜コをめぐる顛末、その2 

山口洋(HEATWAVE) |博多今昔のブルース Vol.22〜コをめぐる顛末、その2 

 先月、「異物混入モデルナ」を接種したことはすでに書いた。


 で、二回目。正直打ちたくない。こんな生業じゃなきゃ打たなかったかも。でも、打たなきゃステージに立てないとか、外国に行けないとか、そんな日は来るだろう。なんであれ、ヒステリックなのは嫌いだ。こんなことに分断されるのもね。大したことじゃない。もっとひどいことはたくさんある。


 六本木の新国立美術館というまったく似つかわしくないところで、ふたたび接種。受付の人も、看護師も、医師も、案内人も、そして大人しく並んでいるオーディナリー・ピーポーも。総じて良い人なのが不気味さを増長させている。


 家に帰り、夜中の2時過ぎに苦痛で目覚める。


 悪寒、高熱、関節筋肉痛、腕の痛み、倦怠感、吐き気、エトセトラ。要するに副反応のオンパレード。これは尋常じゃない。上がりつつける熱に恐れをなして、測るのもやめる。おっさんはヒドイことになんないって聞いてたけど、十分、ヒドいって。


 健康な人間がワクチン打って病気みたいに苦しんでるって、滑稽すぎて笑えてくるけど、ほんとにしんどい。うなされてるとき、オレはコロナにかかったのかって誤解しちゃったよ。


 幽体離脱してたのかなぁ?4日間苦しんだ人もいるらしいから、それに比べれば楽だったのかもしれんけど、ちょっとヤバイんじゃないすか?って、思うくらいにはしんどかった。なんだか、身体と精神がバラバラにされてるような、肉屋にぶら下がってる枝肉みたいに身体が分断されていくような、寒いのに熱くて、死ぬほどダルくて、トイレに行くにも決死の覚悟。の割に妙に食欲があったりして。


 経験がまるで役に立たない。


 偽物のウイルスを体内に注入して、いったい何のために苦しんでるんだって。あと、流れてくる情報はやっぱりあんまりアテにできない。自分が体感したものはかなり違う。


 いつものように、自分の直感を信じろってことだね。


 なんだかすごい世界に生きてるなぁ、と日々思う。厭世的な意味ではなく、そこまでして人類は生き延びなきゃいけないのか?さんざんヒドいことやってきたんだから、そりゃ報いも受けるわな、とも思うわけで。そもそも、このウイルスそのものがなんなんだって。それが知りたい。成り立ちわかんなきゃこれから防ぎようもないじゃん。


 その上で、こんなことに分断されないくらいの人類であってほしいと思う。こういうときにこそ、他人を思いやれないものかと。きれいごとじゃなくてね。そういう試練だったらオレは受け入れる。どうして、世界中が苦しんでんのに、世界の力を結集しないんだって。結集するとマズいことでもあるのか?なんて、ことを書くと陰謀論とか言われちゃうんだろうけど、それぞれの国のトップはそういうことを真剣に画策すべきだよ。


 とにかく人民に(オレも含めて)、正気を保ってもらうためにオレはゴキゲンな音楽を演奏するよ!うなされて、はっきりと理解した。


 で、3回目はやんないかも。笑。オレからの進言はモデルナの2回目には気をつけろ!かな。たぶん年齢は関係ない。オレはともだちが効かなかったというカロナールが効いた。効くけど、3時間くらいでまた高熱にうなされる。その繰り返し。24時間に8粒飲んでいいって言われてたけど、そのコントロールがむずい。あと、OS-1は大量に買っておくとよろし(おとといまでOS-1を知らなかった)。そしてなぜか腹が減る。普段ぜったいに食べない甘いものがむっちゃ食べたかった。あと、酸っぱいもの。もうね、ほんとなんだか、わけわかんないのよ。


 生きのびようぜ!


山口洋(HEATWAVE) |博多今昔のブルース Vol.21〜コをめぐる顛末、still goes on

山口洋
山口洋

山口洋 HIROSHI YAMAGUCHI

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ヴォーカリスト、ギタリスト、ソングライター、プロデューサー、そしてランナーにして、スノーボーダー。

1979年、福岡にてヒートウェイヴを結成。1990年、上京しメジャーデビュー。現メンバーは山口洋(vo.g)、池畑潤二(ds)、細海魚(key)。山口洋がソロツアーの旅で新たな曲をつくってバンドに持ち帰るというスタイルで、ほぼ全曲の作詞と作曲を担当する。1995年の阪神・淡路大震災後、中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)と「満月の夕」を共作。2011年の東日本大震災直後からは「MY LIFE IS MY MESSAGE」プロジェクトのさまざまな活動により、福島県の相馬をピンポイントで応援し続けている。仲井戸麗市、佐野元春、遠藤ミチロウ、矢井田瞳ら国内のミュージシャン、ドーナル・ラニー、キーラらアイルランドを代表するミュージシャンとの共演も多い。
http://no-regrets.jp