酒場SAKABA
ロケハンしときましたー! Vol.5
巷のヴァイブス溢れる酒場や食堂を、皆さんに代わってわたくしナカムライダーが勝手にロケハン(下見)してきました!
遠かったり用事なかったりで行く機会ないかもですけど、もしもの場合はぜひ参考にしてください。
見た目だけ整えたようなフニャちん酒場はスルーします。
5軒目 「ゑびす」東京・葛飾四ツ木
今回ロケハンしてきたのは、東京葛飾区の四ツ木で1951年創業の大衆酒場「ゑびす」。
「るびす」じゃないですよ、えびすって読みますよ(念のため)。
まず店に入ると、カウンター前に無数に貼り出されたメニュー短冊の滝に圧倒されます。
その前にズラッと居並ぶ常連客の皆さん、横並びで仲良く笑点をご覧になっています。
「小遊三はテキトーなことばかり言う」とか「昇太はまだ独り身なのかい?」とか、そんな会話が聞こえてきます。
この風景見ただけで、すでに良店確定。また来ます。
店の顔となる入り口の暖簾もさすが男前です。
こんな暖簾がかかってる店前を素通りできようか、いやできまい。
最近移転されたようなのでまだまだキレイなのが少しシブさに欠けますが、これから年数を重ねどんどん渋みを増していくことでしょう。
ゑびすは魚介の肴が人気なんです。
壁に掲げられた短冊の文字を見てみても、刺身や煮付け・フライなどなど、いろんなメニューが並んでます。
その中からひとまずカレイの煮付けをチョイス。
九州みたいにさほど甘くない味付けで、お酒のアテにちょうどいい。
身には卵がすごい量入っててなんか得した気分。
そしてゑびす名物がこちらカワハギ刺し。
肝ポン酢につけていただきますが、確かこれで600円程度。
やすッ!!! うまッ!!!
他に天ぷらやアサリ焼き、生のり酢など色々いただきましたが、どれも安くて美味しい。
さすが常連さんに長年愛される繁盛店です。
お会計して外に出たら、カウンターに座ってた先輩が出てこられて、サッと帰って行かれました。
帰り際に「幸せだな~♪」みたいな、でも加山雄三のあの歌ではない何かを口ずさみながら去って行かれました。
表にはゑびすの家紋なんでしょうか、紋の入った筆文字の看板が数種鎮座しています。
この紋が入るだけでずいぶん威厳が増すと言いますか、カッコよくなりますね。
僕も自分の名刺に家紋入れてみようかな。
ゑびす
住 所:東京都葛飾区四ツ木1-28-8
最寄駅:京成押上線四ツ木駅
電 話:03-3694-8024
営業時間:16:00~23:00
定休日:火曜日