酒場SAKABA

ロケハンしときましたー! Vol.18「伊勢末商店」 東京・足立区大師前

巷のヴァイブス溢れる酒場を、皆さんに代わってわたくしナカムライダーが勝手にロケハンしてきました!
遠かったり用事なかったりで行く機会ないかもですけど、もしもの場合はぜひ参考にしてください。
見た目だけ整えたようなフニャちん酒場はスルーします。


18軒目 「伊勢末商店」 東京・足立区大師前


いかがですか、この店構え。
ゾクゾクします。
東京足立区の西新井大師の参道とも言える昔ながらの商店街に突如現れる、錆び付いたトタンの看板。
よーーく見ると、なんか文字が書いてあった形跡残ってます。
たぶんですが「有限会社伊勢末」ですかね?
全然違うかもですけど。。

ちなみに伊勢末と書いて「いせすえ」と読みます。
「いせまつ」って読むのかなぁ?と思って店のお母さんに聞いたら「いせすえ」って言われたので、きっと合ってます。


正面から見ても最高です。
たまりません。
向かって左側に開いてる入り口がありますけど、こちらは酒屋さんの入り口。
右側の赤ちょうちんが掛かってる方の入り口が飲み屋の入り口です。
酒屋さんに飲み屋が併設してるってことで、いわゆる角打ちって感じでしょうか。

店前の看板に「酒処 赤ちょうちん」って書いてありますけど、どうやら飲み屋の方は赤ちょうちんって名前でやってるっぽいですね。
入り口の脇にも「赤ちょうちん営業中」って貼り紙があるんで、きっとそうなんでしょう。
まぁでも今回は、伊勢末商店の店構えにヤラれてやって来たので、伊勢末商店ってことで通しましょう。


さて、入り口にはメニューが貼られてます。
酒屋さんなのでお酒はいろいろとありそうですね。
そそられます。

「お気軽にお入り下さい」と書いてありますので、お気軽に入ります。



店内のクセ!!!
クセ強い!!!
ま、店構えもすでに大クセありましたけど、店内のクセも強すぎます。

思わずキョロキョロと見回してしまいます。
壁に飾られた写真。
黄色いだるま。
樽酒。
調味料や缶詰。
いろんな情報が雑多に渾然一体となって襲ってきます。
中でも気なるのが、座席です。


うっすい座布団がペラペラと並んでます。
オシャレな感じに柄を全部変えてあります。
座面の下は、清酒のケースを裏返して、その前面はケンジライスセンターの段ボールで目隠ししてあります。
元々は角打ちだし立ち飲みだったのを、お客さんがケース裏返して座り始めたんで座席にしたそうです。
奥の壁には、何やらサインが飾ってあります。


お、ミトちゃん来てますね。
2014.6.4に有吉ゼミのロケで、隣に飾られてる大吉先生と一緒に来たっぽいですね。
右上の人も同じ日付なので一緒に来たんでしょうけど、これ誰のサインなんだろう。。

みんな「赤ちょうちんさんへ」って書いてるので、やっぱり店名は赤ちょうちんですね。
確定です。
以前は座席頭上の壁のとこにズラッとサインを飾ってたらしいんですが、汚れたんで外したそうです。


足立区が生んだ大スター、ビートたけしさんも以前訪れたことがあるそうです。
お店の前で撮った写真が雑誌に載ったそうで、お店の入り口に貼ってありました。
文字が小さくって読みにくいかもですが、たけしさんが子供の頃に、お店の近所の西新井大師の亀を盗んで友達と食べたら腹を壊したってエピソードが綴られてます。



カウンターの奥にメニューがありまして、とりあえず酎ハイとソーセージをいただきます。
オススメって何ですか?と聞いてみたら餃子とのことなので、それも頼みます。

お店のお母さんは何だか話しやすい下町のお母さんって感じで、いろいろ聞いてみます。
「お店はいつからなんですか?」
「酒屋が昭和10年。もう80年以上なる。」
「えー!80年以上!」
「私が継いで、もう50年以上かな」
「えー、そんなに!?」
みたいな話をしてましたら、ソーセージ来ました。


魚肉ソーセージを切ったものです。
猫の柄のお皿がかわいい。
添えられたマヨネーズを付けて、ひと口食べてみます。
ま、魚肉ソーセージの味です。

ソーセージを食べてる間、目の前でお母さんがすごい使い古された感じの真っ黒なフライパンで、餃子を作ってくれてます。
いい匂いがしてきました。


ちょっとパッと見すごいかもですが、なかなか美味いんですこの餃子。
結構大きめの餃子が5個あります。
近所のお店から買ってくるそうで、ニンニクが効いてて酒が進みます。
大きいからひと口で食べられないし、中から熱々のお汁が出てきたりしてハフハフしながら食べます。

そういえばこれいくらだったんだろう。
メニューには値段が載ってなかった。笑



入り口脇のもう使ってない感じの冷蔵庫に、お孫さんの絵が飾ってありました。
絵のモチーフが生ビールとビールびんってのが、酒場の孫って感じで好感が持てます。
おばあちゃんのお店にプレゼントってことでしょう。
空の絵の場所に西新井大師の空って書き入れるあたり、地元愛をひしひしと感じます。
ちなみにこうたろう11才ってのは、どうやら飼ってる犬みたいですね。
書いたのはみひろちゃんのようです。


トイレは駅か駅前でお願いします。
お店にはトイレありませんので、皆さん行かれる際にはお気をつけください。

さてお勘定を済ませてお店を出ましたが、まだ外は明るいので周囲を散歩しようかな。
と思って1分も歩かないうちに、またとびきりの店構えのお店がありました。



なんだこれは!
男はつらいよのワンシーンに、ここでのロケあったでしょ!?と感じざるを得ない佇まい。
令和のこの時代に、このド昭和感!
とんでもない街だな。



かどや、正面から見ても強すぎる。
看板の白いペンキの剥げ落ち具合、青・赤・黄の色使い、極太のひらがな屋号。
強い・・・、強すぎる!
しかも今川焼き売り切れとるやないか!
これはもう、入ってみるしかない。



中もとんでもない!
ディス・イズ・昭和の食堂!
土間の床にパイプ椅子とテーブル。
クリーム色の壁に、謎に水色にペイントされた柱。

あ!この椅子!


誰もピンと来ないでしょうが、僕が6歳ぐらいの頃まで、実家の食卓の椅子がこれだった気がする!
朱色みたいな赤いビニールで覆われた、うっすいスポンジクッションの座面。
背もたれのピンで打たれたような仕上げ。
茶色いスチールの脚と、ちょっとだけ脚もとに残ってる白いビニールの脚カバー。
絶対これや!懐かしい!

などと勝手に懐かしがってると、店員さんがいらっしゃったので何か頼まなくては。
えーと、何にしよ。。



焼きそば、、、いやちょっと重いな。
ラーメン、、、ふむう、そこまで腹減ってはない。
うどん、、、もなんか気分じゃない。

あ、ところてん!あんみつ!おしるこ!

そう言えば、あんみつって今までお店入って食べたことないかも。。
いい機会だし食べてみようかな。


うま!!!
あんみつって美味いんですね!
あんこも、掛かってる蜜も、あまり甘くなくってなんか思ってたよりサッパリしてる!
思いがけず通りかかって、店構えに惹かれてたまたま入った食堂で、あんみつの美味しさに気付けるだなんて、なんと有意義な寄り道だろうか。
これも駅についてまず西新井大師にお参りしたご利益だろうか。

西新井大師でお参りしてからの伊勢末商店からのかどや。
この辺りは他にも老舗のお店がいろいろと残ってそうだから、また近いうちに探りに来たい。
いやはやなんともNICEな散歩ができました。



伊勢末商店
住 所:東京都足立区西新井1-5-4
最寄駅:東武大師線大師駅前下車
営業時間:12:00~19:00
定休日:不定休


かどや
住 所:東京都足立区西新井1-7-12

ナカムライダー NAKAMURIDER

1971年生まれ
蟹座AB型三男のサガン鳥栖サポーター 
カレーとビールとフェスとサッカーとネコがスキ
福岡市在住
CMディレクター・サウナ・スパプロフェッショナル(管理士)