文化CULTURE
ナカムライダーのフジロック2019日記 後編
みなさんこんにちは。
先にUPされた『ナカムライダーのフジロック2019日記 前編』いかがでしたでしょうか?
まだ読んでないって方は、是非そちらも読んでみてくださいね。
ライブとかアーティストとかに寄った、そういう音楽的なレポートはよその詳しいサイトにお任せして、僕はただの日記のようなレポートさせていただきます。
さて2日目の朝も「民宿山の湯」のおにぎりからスタートです。
カウンターには冷やしトマトも置いてありまして、思わず食べちゃいました。
ビタミン摂取です。
普段は朝ごはんなんか食べないくせに、こういう時は食べちゃうヤツ。それが僕です。
今日はまず、峯田和伸率いる銀杏BOYZから。
相変わらずのなにやら危なっかしいステージングで、オーディエンスを魅了します。
坊主頭になってから、たまに保坂尚輝に見えちゃうタイミングがあります。
今年のフジロックで、僕にとって最も大事な1日が今日2日目なんです!
なぜなら大好きなCAKEが8年ぶりに出る日だからです!!!
ダッサい昔のルチャリブレの入場曲みたいな、謎のオープニングSEが延々と3曲ぐらい流れた後、やっとCAKEの面々登場です。
どこのなんて山か分かんないけど、背景はこの山の画像一発でライブを進行します。
会場だけでも数万人、YouTubeの配信も入れたら何十万人(言い過ぎか?)が見てるだろうというのに、いさぎよすぎて泣きそうです。。
ボーカル ジョン・マックレアのギターアンプなんて、ほんと2~3千円ぐらいで買えそうな激ちっちゃい多分フェルナンデスのアンプです。
ギター弾き始めの中学生が、ギターマガジンの後ろ表紙に載ってた入門セットで手に入れたような、マジでやっすいアンプ使ってます。最高(泣)。
CAKEをご存知の方なら分かると思いますが、ボーカル ジョン・マックレアはビブラスラップという楽器を多用します。
水戸黄門でもおなじみの、カァァァァァーーー!!!って音が鳴る打楽器です。
前回2011年にCAKEがフジに出た時、もし次に来ることがあれば、その時は僕もジョン・マックレアと同じタイミングでビブラスラップ鳴らしながらライブ見たら楽しそうだなーと思いまして、今年ようやくその夢が叶ったわけです。
サイコーです(泣)(泣)(泣)
同じタイミングでカァァァーー!!!って音が近くで鳴るから、周りにいた外国人にもめちゃウケます。
おかげで目立って、ステージ袖の大きなビジョンにも映りました!やりました!
あのビジョン、めっちゃ画質いいです。
↑こんな感じで鳴らしてたんですが、意外とタイミングが難しいす(笑)。
ちなみに僕が着てるCAKEのTシャツですが、2006年の単独日本公演の際に縁あってなんとジョン・マックレアご本人からいただいた宝物です!
あの日から13年、大事に取っておいてよかったです。
CAKEが終わってしまったら、僕のフジロック2019はもうほぼ終了です(笑)。
このCAKEのためだけにここまで来たと言っても過言ではありません。
それを見越したように、CAKE終盤からは結構強めの雨が降り始めました。
このあとは夜中までそれほど絶対見たいってライブもなかったので、雨強くなって来たし一旦宿に戻って、風呂入って昼寝して休憩しようと移動し始めました。
帰ってる時から、雨足がどんどん強くなっていきます。
宿にたどり着いた頃はマジ土砂降り、ほんと早めに戻ってきてよかったです。
フジはだいたい毎年雨降りますけど、こんなに降ったのはあまり記憶にありません。
現地に残ってた友達から送られてきた写真ですが、まさに水没です。
雨は弱まることなく、延々と降り続けてます。
僕は宿の布団の上で横になってますが、Twitterなどを通じて現地の様子を調べてみると、なかなかヤバそうです。
↑これはいつものところ天国の様子です。
暑い時はみんな小川に足をつけて涼んだり、水遊びしたりして過ごすフジロック随一の癒しスポットですが、この小川が増水でとんでもないことになってました。
まさに激流。。災害が起こらないか心配になるレベルです。
しばらく宿で休憩したら会場に戻るつもりでしたが、テレビを見てたらすべらない話が始まりまして、もうほぼ会場に戻るモチベーションを失いつつあります。
雨はますますヤバそうだし、音もザーザーすごいし、この過酷な状況の中無理してまで見に行きたいライブも特にないしで、もう今日は早じまいということにして、明日の渋さ知らズに備えることにしました。
つまり本日のライブ観戦2本のみ。
でもそのうちの1本は一騎当千のCAKEですので、満足度MAXです。
3日目の朝も、当然おにぎりです。
普段は朝ごはんなんか食べないくせに、こういう時は食べちゃうヤツ。それが僕という人間です。
昨日の豪雨が嘘のように、空には爽やかな晴れ間が広がってます。
フィールド・オブ・ヘブンでの渋さ知らズに向かう道すがら、ホワイトでSANABAGUNに立ち寄ります。
よそのフェスじゃすごい人気で近くまで行けませんが、昨日の雨もあってか客の出足が遅く、まだ全然混んでないです。
さて、ヘブンに到着して渋さ知らズです!
今日は渋さ以降、ほぼずっとヘブンです。
ずっと居座れるような、ナイスな場所を探してイスを据えます。
居座れるナイスな場所にイス!
昨日よく寝て気分がいいので韻を踏みました。
さてさて、やっといつものフジロックぽくなって参りました!フジロー!もう最終日!遅い!
いやぁ~それにしても相変わらず渋さ知らズ最高です。
「オマエらみんなが渋さ知らズだってことを忘れるなぁぁぁ!!!」
たまりません。
ところで、ステージ袖に現れたこの大きなサックス奏者の大人形ですが、去年亡くなられた渋さメンバーの片山広明さんです。
イキイキと動いて、すごくいい顔でサックスを吹いていました。
こういうところが渋さのいいところ。大好きです。DAISUKI!
僕の大学の先輩もサックス奏者として以前渋さに参加してたんですけど、その方も何年か前亡くなったんですよね~。。
まだ40代チョイぐらいだったと思います。
すごく熱い人で、心の広い人で、オシャレな人でした。
堀江さん、また一緒にお酒飲みたいです。じゃがいも行きましょう。
なんて感慨にふけってたら、山から下りて来たばかりの平家の末裔みたいなヤツに声かけられたけど、10年以上ぶりぐらいに会った友達のアツサカでした。
完全に浮世離れしとるやないか。
「チケットもらったんで来てみたんですよね~」って言ってて、この顔で初めてのフジロックだそうです。嘘でしょ!
俗に言う「ヘブンの住人」ってオマエのことやろ!
本職はカメラマンなんだけど、最近はキャンプしながら日本中回ってるそうです。
やっぱ浮世離れしとるやないか!
ヘブンの奥のオレンジに、名古屋のタートルアイランドのアコースティックセット・ALKDOを見に行く。
なんか面白い楽器の取り合わせですごいいい感じ。
また橋の下音楽祭やってくれないかぁ~。。
ホント日本有数の行くべき見るべきすごいフェスだと思う。
ヘブンに戻ったら、人混みの中アツサカが寝転がってた。
やっぱ浮世離れしとるやないか!
このちょい後、テントに戻ってシチュー作るんでって言って帰って行きました。
ヘブンといえば、サクラグミのピザでしょう!
今年はまだ食べてなかったので、このタイミングでマルゲリータもぐもぐ。
やっぱ美味い。
他のメニューも食べればよかった。
ヘブンでもう一つの名物グルメといえば、ながおか屋のラムチョップでしょうが!
最終日だしもうあまり残ってないみたいでギリギリセーフだった模様。
あぶねー。。食えてよかったー!なべちゃんナイス。
いろいろ食べながら、竹原ピストル・VAUDOU GAME・toeとずっとヘブン。
toeにゲストで出てきたコトリンゴが歌った曲が、なんかすごい聞き覚えあるなぁ~って思ってたら、CAKEもカバーしてるブラックサバスの「War Pigs」やんか!
コトリンゴのあの優しい癒される声でふわ~っと歌うもんだから、全然結びつかなくってめっちゃ考えてもーた。
さて最終日ヘブンのトリはクルアンビンです。
博多の身長約190cmの泥酔ロックキッズ@re_michiro に今回のフジでオススメないか聞いてみたら、真っ先に名前が挙がったクルアンビン。
噂通り最高のサウンド!飲んじゃう!揺れちゃう!腰振っちゃう!
なんか一瞬とぼけた感じのサウンドのくせして、ぐわんぐわんにグルーヴィでダビー。
たまらんわぁ~。
なんだよあのフロントの二人、付き合ってんのかなぁ~、くそー、羨ましいわぁ~。。
こんなの飲んで酔っ払うしかない。ぐびぐび。サイコー!
一方その頃、デビルマンはツタンカーメンとマスクの剥ぎ合い。
偶然にも、なんだかインドの壁画みたいなポーズで撮れた。
ヘブンの全アクト見終わったらお腹が減ったので、「朝霧食堂」の名物富士宮焼きそば。
たぶん毎年食べてる。
以前の焼きそばはターミネーターみたいなサングラスかけたお母さんが作ってたんだけど、最近はあのお母さん見ない。
もう引退されたのかなぁ。
焼きそば買った後にお母さんに向かって「I'll be back.」って言って無視されるのが最高だったのに。
また、あのお母さんの富士宮焼きそばが食べたい。
昨日の大雨の影響で、ボードウォーク閉鎖されたまま。
途中で川渡るから、どこか壊れちゃったのかも。
グリーンステージトリのTHE CUREを横目に、クリスタルパレスまで急ぎます。
ちょうど「BOYS DON’T CRY」が聴けるナイスタイミングで通過。
クリスタルパレスにたどり着くとパンクレジェンド・グレンマトロック降臨。
シドがピストルズに入る前のベーシストで、ピストルズのいろんな有名な曲を作ってます。
アレとかアレとかアナーキー・イン・ザ・UKとか。
すぐ横で踊ってたでかい白人青年が、僕にわざと体をぶつけてモッシュして来ようとしてたので、すぐ逃げました。もう疲れたよ。。
さて、フジロック2019オーラスの締めはやはりこの人、トミー富岡。
今年はなかなかいい出来でした。
雨も降ってなかったし、やりやすかったんでしょう。
まさか苗場の地で、久留米の池町川沿いのスナックであった話を聞くことになるとは思ってもみませんでした(笑)。
QUEENのネタ、ウケました。
さて今年のフジロックももう終わりです。
毎年、帰りに通る入出場ゲートで来年の日程が発表されてるんだけど、2020年はオリンピックの都合で約1ヶ月遅れの8月21.22.23の開催予定だそうです!
僕は7月20日が誕生日でして、年に一度の誕生日プレゼントっていう理由づけで(もちろん自腹ですけど) 約6日間も家を空けて遊びに行ってるっつーのに、1ヶ月もズレたらなんか言い訳しにくくなるやんか!
でも来年もまた行けたらいいなぁ~。
是非みなさん、フジロック行きましょう!!!
苗場で乾杯しましょう!!!
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