Bigmouth WEB MAGAZINE

酒場SAKABA

コムギロードトリップ Vol.2

コムギロードトリップ Vol.2

うどん・ラーメンに代表される小麦粉もんのお店を紹介するCOLUMN『コムギロードトリップ』


第2回目は『長住うどん』


うどんやラーメンは福岡県民にとってソウルフードだと良く言いますが、、

果たしてそうなのか??

少なくとも私は子供の頃から頻繁に食べていたという記憶はありません。


そもそも昭和50年台家族で外食自体も少なく、蕎麦屋に行くことはあっても、ラーメンやうどんを食べに行った記憶は殆どありません。

当時は高宮駅近くに蕎麦の仁伊島があり、その店にはよく両親に連れられて行ったものです。蕎麦だけは家では美味しく作れないという理由があったのでしょう。

現在は存在しないのですが、博多座横の仁伊島では私には懐かしい関西風の蕎麦や天丼が今でも頂けます。

その仁伊島の直ぐ側に移転前の100円ラーメンの勝龍軒がありましたが、暖簾をくぐるのは中学生になってからでした。

若久小学校出身で、2歳から野間台団地に昭和48~58年まで住んでいましたが、若久小校区ではラーメン屋は、、野間のさつまラーメンくらいでしょうか?所謂博多ラーメンというか、長浜系のラーメン屋は屋台系で梅ちゃんラーメンなる屋台居酒屋もありましたが、家族で行くということもなく、、


現在のようにうどんチェーン店やラーメン屋も多くなかったのも事実。


そもそも母親が子供に食べさせるものにうるさく、ジュースやスナック菓子は勿論、インスタント食材を殆ど食べさせなかったのです。おまけに父も九州の人間ではないために、とんこつラーメンや九州のうどんに頓着しない。

そのような理由で私が子供時代にそんなに食べてこなかったという事でしょう。


そんな私が小学生の頃に訪れていたのが、このお店『長住うどん』

野間大池公園の隣のマンションに同級生が住んでいて、放課後遊びに行ったある日。

友人の母親が今夜は夕飯を作らず、隣のうどん屋に行くから一緒においでと誘われたのです。小学2年か3年だったか、、

先に書いたとおり外食慣れをしていませんから、注文もおぼつかない。友達と同じものを頼んだんだと思います。それがこの丸天うどん。実に博多らしい。


しかしこの店でうどんを食べたのはそれっきり。だけど鮮明に覚えている丸天。

長住うどんが代替わりして店も新しくなった今では子供を連れて行く店に。

博多のうどんが全て柔々ばっかりと思ったら大間違い。店で手打ちのここのうどんはコシもある。

要は茹で置きの茹で具合。すめは正しい澄んだ色。


いなり。揚げの味付けはそこまで甘めではない

出汁殻が箸休めに。店で出汁を取っている証。

同行者は海老天うどん

どうだい?噛むのすら億劫な博多っ子には向かないのかい?

野間四つ角(NY)から大池通り、野間大池公園を越えてすぐ。


長住うどん

福岡市南区長住1-1-51

11:00~20:30

水曜日定休

栗田 善太郎
栗田 善太郎

栗田 善太郎 ZENTARO KURITA

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1971年福岡市生まれ。大学時代からラジオ制作に携わる。
2015年 cross fm特別番組『HAPPY HOUSE 〜 The Family's Starting Point〜』で民間放送連盟賞 第11回日本放送文化大賞グランプリ受賞
2018年 CROSS FM特別番組『Let the Good Times Roll!!』が平成30年日本民間放送連盟賞 ラジオエンターテインメント番組部門で、最優秀賞を獲得。
現在はCROSS FM URBAN DUSK、CROSS FM MUSIC AMP、KBC MUTE RADIOを担当。
BIGMOUTH WEB MAGAZINE編集長
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